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栗澤純一「本試験・出題分析・選択式」

2006-09-19 05:56:37 | 栗澤純一の本試験大胆予想
栗澤純一氏の今年の試験のうち、労働に関する一般常識の選択式について、
コメントを頂きましたので、ご紹介します。

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労働者派遣を含めた多様な就業形態の広がりや、少し前にマスコミ等でも
騒がれた偽装請負問題等を考慮すれば、社会情勢等を反映した出題対象と
いえますね。

個人的には、出題対象として適当なものと考えます。

ただ、一方では、「そこを考慮するのであれば、もう少し踏み込んだ内容
としてもよかったのでは?」とも思えます。解答となる選択肢はおおむね
基本事項ばかりですし、図表も受験参考書やテキスト等でよくお目にかかる
ものですからね。

ただし、裏を返せば、「この科目はきちんと得点につなげなければいけない
科目であった」ということです。
強いていえば、空欄D、Eが若干悩ましいものの、「労働者派遣」とは
なんたるか、つまり、「自己の雇用する労働者を、当該雇用関係の下に、
他人の指揮命令を受けて、他人のために労働に従事させること(他人に
雇用させることを約してする者を除く)」という「根っこ」の部分が
押さえられていれば、解答を導き出せますよね。

得点基準については、前述のとおり、平成18年試験の労働一般は「得点に
つなげなければいけない科目」です。
したがいまして、得点基準は原則どおり「3点」とされるでしょう。
いわゆる救済措置はないものと考えます。


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