仙台育英高校優勝
第104回全国高校選手権大会は、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で決勝があり、
仙台育英(宮城)が8―1で下関国際(山口)を破り、29回目の出場で初の
全国制覇を果たした。東北として悲願の初優勝になった。
新聞各紙の見出し
仙台育英V東北勢初、100年の悲願、磨きあった。
仙台育英 扉開いた、壁打ち砕く「白河超え実現」
(朝日新聞)
仙台育英、盤石リレー、充実5投手 歴史を変えた
先発つかみ満塁打弾
(読売新聞)
東北の悲願 仙台育英初v
全員切磋琢磨「扉」開く
(東京新聞)
![悲願の東北勢初V、仙台育英・須江監督は万感の涙 「100年開か ...](https://msp.c.yimg.jp/images/v2/FUTi93tXq405grZVGgDqGzbyq0AYGyyQrT6JplbFJrKQACSwYqIuW-N3eY9zonbhdB5qiaEgNcJ6uejvUsxOU5LHQB-9oHAv4dB3GbbGyd9KIdS-6BZRiUshqsf011BISIAkVtsdiiEnAuw81_7GQptZ80XgvbqUqr9n5oibI679UQgHLKOhFyTsZgeF7ezb8xPhvOOa8YokQ0h9FkFsJs2Qbl9Md19TO_6GR4D3g-4P8VzaJvfbFRTHFMe9c4qYxAEUBByGa8vwI7n5bfX3pg==/20220822_ikuei_kd.jpg?errorImage=false)
いずれも朝日新聞から写真転載
試合後インタビュー
仙台育英の須江航監督が3年生に贈った言葉に感動の嵐
「青春って、すごく密なので」。
試合後、チームの指揮を執る須江航監督は「宮城の皆さん、東北の皆さんおめでとうございます!」と
感極まり涙を拭うと、「100年開かなかった扉が開いた。
多くの人の顔が浮かびました」と、万感の想いを打ち明けた。 チームを引っ張ってきた
現在の3年生たちは、コロナ禍にあるなかで入学。
![高校野球 イラスト素材 - iStock](https://msp.c.yimg.jp/images/v2/FUTi93tXq405grZVGgDqG7s6XIz6WzUM9mMsixYxaAusUx8TA0uLAHGqfYpuwWicmYplgokQ66h_OnQ7mf-XA46kXruabL9d65mC46U81_-gNW5tLHmfUf1PaIp---tLlvvHiGUlIuumRoPcwQxG00X26Hw_qFev3JeR3kw3IEreh7kqRHI12e-MJEHlkYKglifbtV50U0CUPJlvyIuVC_b5x1IVk88lutAq9ZLXqf_NY-eH_A95X_fReh9y4UlV8bZ_gTzH4naPL8O0HkigYSCB-F5PdVm9BBdSVKnteicw5A5EJPZcqSpbUSlDV21pyZX6r1tR1VpwmTrRuz4CM_bzTiQYw8nX1cbJiv0FMAT3yQulahonVpGVGyKE1bA1_vSTtrkn2Loy4D529Z7Mp5-ZyBD_usYmsq9iqGLxb7YIbw6Z6LR43hls7TyomEQcwoj_CFJCYVsaomN0Fm-JHMMq0wEgEcq8T5HY38lcDu6OTgKfFU4IUpTfPeKeyj_ZvIgOIhtoKQvcLqQcOypvIFlmDUArzqS6CkuDdZMqOHM=/clip-art-of-boys-in-baseball-team-vector-id1362642304?errorImage=false)
多くの苦難を強いられながら、野球に打ち込む高校3年間を過ごしてきた。
そんな3年生部員たちへの想いを問われた須江監督は次のように答え、インタビューを結んでいる。
「(高校の)入学どころか、おそらく中学校の卒業式もちゃんとできなくて、高校生活はなんというか、
僕たち大人が過ごしてきた高校生活と全く違うんですが、
青春ってやっぱり密なので、(行事など)そういうことは全部ダメだダメだと言われて、
活動していてもどこかでストップがかかって。どこかで止まってしまうような苦しいなかで、
本当に諦めないでやってくれた。
でもそれをさせてくれたのは僕たちだけじゃなくて、やっぱり全国の高校生のみんなが、
本当によくやってくれた。例えば今日の下関国際さんも
そうですが、大阪桐蔭さんとか、そういう目標になるチームがあったから、
どんな時でも諦めないで、暗い中でも走っていけた。
本当にすべての高校生の努力の賜物で、ただただ僕たちが最後にここに立ったというだけなので、
ぜひ全国の高校生に拍手してもらえたらなと思います」
このインタビューには、甲子園球場の観客から割れんばかりの拍手喝采が送られ、SNS上でも多くの
野球ファン、SNSフォロワーから「須江監督のインタビューに泣いた」「めちゃココロに響いた」
「素晴らしすぎる」「最後のインタビューに普通に涙してしまった」「涙腺終わりました」などと、
感動を綴った多数のコメントが寄せられ、ツイッターでも「須江監督」がトレンドの
上位にランクされるほどの大反響となっている。
秘話
34歳、仙台育英監督に就いたばかり、まず大阪桐蔭を訪れた
仙台育英、日本一への1千日計画の手始め
仙台育英の須江航監督は、1人で大阪に向かった。
当時34歳。
系列の秀光中の野球部を率いて全国優勝した経験があり、仙台育英の監督に就いたばかりだった。
目的地は生駒山の中腹、大東市にある大阪桐蔭のグラウンドだった。外野の外に立ち練習を見学した。
![伝授のイラスト素材 [21920911] - PIXTA](https://msp.c.yimg.jp/images/v2/FUTi93tXq405grZVGgDqG4BnHQ0tsXWUF93DgZDpvMapw2pUDnKzDZN21DHZmdLVgu1VKe-SeISp1uoGNYUVfuzPMJtkQ1PNr5iBTdT7-EUWaRLM1hqG5quqpt_PsylPh2gvQ5x0jvE7EDMOuT-zWLf-dJOmEkX8AtAfGJaeQ5GEIwwBFPXRcHYaVPvfo0OQ/21920911.jpg?errorImage=false)
見学者がいることに気づいた西谷浩一監督(52)にバックネット裏に招かれると、質問攻めにした。
「1000日以内に全国制覇する計画を立てて明日から練習します」。100回大会で大敗した後、インタビューでそう公言した須江監督。
そのときから始まった計画と軌跡、先ず大阪桐蔭の下見をした。
仙台育英高校優勝おめでとう。敗れた下関国際頑張りました。
感動をありがとう!!
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