「根」~ 相田みつを
最近、お寺さんの山門の掲示板の「今月の言葉」に、
相田みつをさんの言葉が紹介されていました。
花を支える枝
枝を支える幹
幹を支える根
根はみえねんだなあ
根は大事ですよねえ。
見えないんですけど、見えているところをすべて支えているのは、
根なんですよね。
諏訪町、三角公園にて
根は土中に隠れているものですが、敢えて露出している根っこを・・・・。
相田みつをの本
抜粋した名言
相田さんの作品に植物を書いた作品が何点も有ります。
「生きる」と言うことだと思いまうと同時に作品に共感を覚えます。
例えば「根」と言う作品が有りますが、私自身も園芸を楽しんでいることから、
皆さんにこんな話を致します。
「根がどうなっているかを考えてください」
私たちの生活に例えるならば、「花」は華やかであり奥の深さを感じます。
日々に使っている言葉でも、
根は「根が深い」「根回しをする」「根本が違う」などと言い方で使うのに対して、
花は「花を持たせる」「花道を飾る」「花も恥じらう」などとなります。
日常の手入れを丹念にしているからこそ「花」はきれいに咲くと
言うことと思っております。
「花は看るもの」私はそんなことを皆さんにお話します。
「見守る。 世話をする。面倒を見る。」
ただ見るだけ鑑賞するだけでなく、手を差し伸べて観察し手入れをして、
最後まで花に寄り添って世話をしてもらいたい~~と。
園芸研究家 故・江尻光一(NHK趣味の園芸講師)
1ページにわたってこまごまと綴られて居ましたが、
内容を搔い摘んでみました。
相田作品のそれぞれを鑑賞しますと、
生き物に共通する「生きる」と言う奥深さを感じ取ることが出来、
作品からひしひしと伝わってきます。
散歩の俳句帳
わが母校(中学校)には、「学校林」が有り植林にはせ参じた。
今植えし苗木の影や巨木成れ (縄)
記念樹のふかく苗木を皆で植え (縄)
植林や大きく育てスクスクと (縄)
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