上皇さま、88歳、歴代天皇で最長寿
朝は寺田寅彦・随筆集『柿の種』音読
上皇さまは23日、88歳の米寿の誕生日を迎えられた。
上皇后さまは、朝食後には、寺田寅彦・随筆集『柿の種』を音読される
日課と報ぜられた。
一体どんな随筆集『柿の種』!?とは・・・と、興味を抱くのが
一般的な日本人であろう。
『柿の種』なる随筆集はいったいどんな本であろうか・・・・気になった。
図書館に行けば備え付けてあるだろうが、こんな時はなかなか手に入らない、運の相場!?。
そんなこととて検索を試みた。
ラッキー!!なんとその全文?が載っていた。
とりあえず、50ページを印刷し試し読みにすることとし、作業に取り掛かった。
縄文出版KKのネタ本
『 柿の種 』について
内容は短編随筆集で、後期高齢者にはもってこいの読み物!?
ピックupし3点のみを紹介いたします。
① 気象学者が cirrus と名づける雲がある。
白い羽毛のようなのや、刷毛で引いたようなのがある。
通例巻雲と訳されている。
私の子供はそんなことは無視してしまって、勝手にスウスウ雲と命名してしまった。
(大正九年十二月、渋柿)
② 人殺しをした人々の魂が、毎年きまったある月のある日の夜中に墓の中から呼び出される。
そうして、めいめいの昔の犯罪の現場を見舞わせられる。
行きがけには、だれも彼も
「正当だ。おれのしたことは正当だ」
とつぶやきながら出かけて行く。
……しかし、帰りには、みんな
「悪かった。悪かった」
とつぶやきながら、めいめいの墓場へ帰って行くそうである。
私は、……人殺しだけはしないことにきめようと思う。
(大正十年二月、渋柿)
③ 鳥や魚のように、自分の眼が頭の両側についていて、右の眼で見る景色と、左の眼で見る景色と別々にまるでちがっていたら、この世界がどんなに見えるか、そうしてわれわれの世界観人生観がどうなるか。…… いくら骨を折って考えてみても、こればかりは想像がつかない。 鳥や魚になってしまわなければこれはわからない。
(大正十年四月、渋柿)
以上3点を紹介いたしました。
受け止め方は、それぞれ個人によって異なりますので、興味のある方は、その筋から入手してください。ググっても可能です。
◎拾い読み・試し詠みした結果
高齢者にはあまり頭を使わなくて良き読み物、
1⃣、成程・・ああソウデシタカ、
2⃣、くすんとするようなユーモア性、
3⃣、短い、読みやすい
等の内容について見当を得た。
後日図書館または単行本を購入することといたしましょう。
正岡子規・夏目漱石・寺田寅彦を中心人物として構成されています。
そして夏目漱石が熊本第5高等学校時代に如何に優秀で、生徒たちに信頼を受け
偽らざる内容、それ以後が寺田武彦から夏目漱石や友人を見た私的部分が満載に成っています。
漱石先生は、生徒たちのモテモテで、講義内容は人気で際たち良好に講義を成され
その日常が寺田寅武彦の筆によって忠実に描かれている。
寺田寅彦が、夏目漱石先生宅に”書生”として置いてもらったなら、我が人生はもっともっと違った
道を歩んだことでしょう・・・等の内容が詳細に綴られてます。
以上
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