心の襞の"綾"を聴く ピアニスト 仲道郁代
毎年の秋の楽しみの一つに八ヶ岳高原音楽堂のコンサートがある。この音楽堂は、ステージの後ろが
ガラス張りになっていて、八ヶ岳の自然、色づく樹々、運が良ければ遠くに富士山も眺めることがで
きる。お客様は夕暮れの刻々と変わっていく色合いの中の自然を眺めながら、演奏を聴く。
八ヶ岳へ行くといつも感じ入るのは、その静けさだ。世の中とは、こんなにも静かなのかと驚く。都
会では意識にすらのぼらない電気のうなりのような音、それは実は「大きな音」で、私たちを取り囲
んでいるのだと気がつく。八ヶ岳では、葉っぱがカサッと落ちる音や、鹿が道端で何かを食(は)ん
でいる音まで聴こえてくるのだ。そしてその音に秋の気配を聴く。
・・・・・・・・・・・・
コンサートホールの中も、静けさを享受できる場所だ。その静けさがもたらしてくれることは豊か
だ。かすかな響きが五感に沁(し)み渡るという感覚。耳と心を澄まして音を聴く。すると、心の中
の大切なこと、心の襞(ひだ)の"綾(あや)"を音楽は語っているのだと、聴こえてくる。音楽は心
から心へと伝わっていくという実感がそこにはある。
・・・・・・・・・・・略・・・・・・。
新聞を読むのは囲み欄のコラム、そして連載物の小説、それに「私の履歴書」から
先ずは読み始め、内容の深部に至る。
👆の「明日への話題」を読んでいたら、爽やかな秋ん気配を八ヶ岳から届けてくれた。
八ヶ岳音楽堂とは,八ヶ岳の秋とはを知りたくなり・・・調べてみました。。
八ヶ岳高原音楽堂の佇まい
八ヶ岳の秋、(いずれもWEBから転写)
八ヶ岳秋の気配や新聞の
ホール景色や頷くばかし (縄)
コメント欄は閉めています。