「WILL」1月号の巻頭随筆。
日下公人「繁栄のヒント」は、こうはじまります。
「今はマスコミが大改革を迫られている。
テレビや新聞は、毎日、放送時間や紙面を埋めるために、あたかも問題があるかのような報道をする。『問題なし』と言えば視聴率が取れず、新聞も売れないから、わざわざ問題らしきものを探してくる。それでも見つからなければ無理やり政権や企業を叩く。テレビでは政治家と芸能人を一緒に登場させて議論させる番組が増えてきた。相手の言うことも聞かず、一方的にしゃべり続けるだけで、見ているほうは単に『騒いでいた』としか受け取れない。一時間も使って、一体何を議論したのか分からない。それでも番組制作側は『実に盛り上がってよかった』と言っているのだろうが、こんな番組は早晩、廃れる。国民はいまや、バカ騒ぎではなく意味があるものを求めている。【教養新書】が売れているのがその証拠である。・・・」
ここから本題にはいるのですが、サワリの部分を引用しました。
ところで、産経新聞2007年11月28日の1面に、岡本行夫氏の特別寄稿が掲載されており、3面にも続いて書かれております。見出しが「インド洋に補給艦戻せ」。その最後のは、こうおわっておりました。
「補給支援特措法案が参議院で否決された後も世論の支持が低い場合は、政府は衆議院での再可決を強行するべきではないだろう。そのかわり、政府は、日本の不参加の影響を、国民に率直に説明すべきだ。国民は、全体像を理解すれば、必ず文明国家としてとるべき道に賛成するだろう。・・・政府が正面から国民に訴えるときである。日本を救うのは政治家ではない、国民自身なのだから。」
このように産経新聞の1面と3面のほとんどを使って岡本氏の論証が語られております。
政府へと語りかけているようですが、ひとえに、国民へと語りかける堂々としたものでした。ただただ、マスコミの騒動で、この文章がかき消されないでほしいと、それを願うばかり。
うん。「こんな番組は早晩、廃れる」という日下氏に拍手。
そういう番組しかなかったら、テレビを消せばよいですね。
そしてあらてめて、岡本氏の文章を読み返してみましょう。
日下公人「繁栄のヒント」は、こうはじまります。
「今はマスコミが大改革を迫られている。
テレビや新聞は、毎日、放送時間や紙面を埋めるために、あたかも問題があるかのような報道をする。『問題なし』と言えば視聴率が取れず、新聞も売れないから、わざわざ問題らしきものを探してくる。それでも見つからなければ無理やり政権や企業を叩く。テレビでは政治家と芸能人を一緒に登場させて議論させる番組が増えてきた。相手の言うことも聞かず、一方的にしゃべり続けるだけで、見ているほうは単に『騒いでいた』としか受け取れない。一時間も使って、一体何を議論したのか分からない。それでも番組制作側は『実に盛り上がってよかった』と言っているのだろうが、こんな番組は早晩、廃れる。国民はいまや、バカ騒ぎではなく意味があるものを求めている。【教養新書】が売れているのがその証拠である。・・・」
ここから本題にはいるのですが、サワリの部分を引用しました。
ところで、産経新聞2007年11月28日の1面に、岡本行夫氏の特別寄稿が掲載されており、3面にも続いて書かれております。見出しが「インド洋に補給艦戻せ」。その最後のは、こうおわっておりました。
「補給支援特措法案が参議院で否決された後も世論の支持が低い場合は、政府は衆議院での再可決を強行するべきではないだろう。そのかわり、政府は、日本の不参加の影響を、国民に率直に説明すべきだ。国民は、全体像を理解すれば、必ず文明国家としてとるべき道に賛成するだろう。・・・政府が正面から国民に訴えるときである。日本を救うのは政治家ではない、国民自身なのだから。」
このように産経新聞の1面と3面のほとんどを使って岡本氏の論証が語られております。
政府へと語りかけているようですが、ひとえに、国民へと語りかける堂々としたものでした。ただただ、マスコミの騒動で、この文章がかき消されないでほしいと、それを願うばかり。
うん。「こんな番組は早晩、廃れる」という日下氏に拍手。
そういう番組しかなかったら、テレビを消せばよいですね。
そしてあらてめて、岡本氏の文章を読み返してみましょう。