読売新聞8月14日(日曜日)の「地球を読む」は中曽根康弘氏が書いておりました。
そこに、こうあります。
「菅首相の唱える『市民主義』とは、私たちの周辺にある市民生活を中心にした政権思想で、歴史や文化の伝統を背負った過去や、目標や理想を持った未来への挑戦に欠けた政治思想である。この『市民主義』なるものは、ややもすれば選挙目当ての狭小で迎合的主張が主となり、国としての歴史や、文化との連続性がないという弱点がある。」
「その政治は得てして一過的、功利的、場当たり的になり・・政治的継続性がない。このため、衆目を引く課題を次々と見つけ出すことで、政権の延命を狙う『機会主義的』なものとなってきた。」
最後は、こう締めくくっておりました。
「菅政権を通し、民族や国家の歴史の流れを無視した形での、いわゆる歴史的実験ともいうべき『市民主義』の意味が明らかにされ、国家の統治原理としては甚だ不十分である事が示されてきた。次期政権は、この教訓を生かさねばならない。」
月刊雑誌「Voice」9月号。
中西輝政の「脱原発総理の仮面を剥ぐ」は、読み甲斐があり。
誰も指摘してこなかった方面から、
あるいは、誰も指摘していた表層を掘り下げて
菅直人の読解を促します。
うなぎみたいにぬるぬると逃げ廻るツケを読み解く方法を教えてくれていて、言葉の信頼度を増す、ありがたい論考。だと、私には思えました。
そこに、こうあります。
「菅首相の唱える『市民主義』とは、私たちの周辺にある市民生活を中心にした政権思想で、歴史や文化の伝統を背負った過去や、目標や理想を持った未来への挑戦に欠けた政治思想である。この『市民主義』なるものは、ややもすれば選挙目当ての狭小で迎合的主張が主となり、国としての歴史や、文化との連続性がないという弱点がある。」
「その政治は得てして一過的、功利的、場当たり的になり・・政治的継続性がない。このため、衆目を引く課題を次々と見つけ出すことで、政権の延命を狙う『機会主義的』なものとなってきた。」
最後は、こう締めくくっておりました。
「菅政権を通し、民族や国家の歴史の流れを無視した形での、いわゆる歴史的実験ともいうべき『市民主義』の意味が明らかにされ、国家の統治原理としては甚だ不十分である事が示されてきた。次期政権は、この教訓を生かさねばならない。」
月刊雑誌「Voice」9月号。
中西輝政の「脱原発総理の仮面を剥ぐ」は、読み甲斐があり。
誰も指摘してこなかった方面から、
あるいは、誰も指摘していた表層を掘り下げて
菅直人の読解を促します。
うなぎみたいにぬるぬると逃げ廻るツケを読み解く方法を教えてくれていて、言葉の信頼度を増す、ありがたい論考。だと、私には思えました。