和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

色付・仰臥漫録。

2011-08-25 | 他生の縁
井上泰至著「子規の内なる江戸」(角川学芸出版)が、印象に残っております。
といって、再読しているわけでもなく。ただ、そこに紹介されている本を、ついつい注文してしまうのでした。たとえば山下一海著「白の詩人 蕪村新論」(ふらんす堂)を買いました。うん、でも井上泰至の本の方がよいと思いました。さてっと、正岡子規著「仰臥漫録」を、とりあえず、岩波ワイド版で読んだのですが、井上氏が紹介していた角川ソフィア文庫の「仰臥漫録」を注文し、今日届きました。カバー絵は飯野和好。それよりも何よりも、岩波文庫では白黒の絵が、角川ソフィア文庫には、キチンとカラー絵で最初の16ページ、楽しめるのでした。これはまいったなあ。「仰臥漫録」はただ読むだけじゃ、味わったことにならない。ということを気づかされたのでした。うん。いながらにして、今日の驚き。
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