垂乳根といわず草田男妻の乳
なんて、これでも、句になっていますか?
さて
句集「銀河依然」に「妻の誕生日に 二句」と前書がある、
その二句目
肩ごしに見下ろす乳房岩の春
夫(つま)が落す語を妻拾ひ夏野行く
句集「美田」には
言(ことだま)の言(こと)をやすめて昼寝妻
子のための又夫(つま)のための乳房すずし
髪の奥から奥からの妻の汗
またたきまたたき論鋒澄みくるよ汗の妻
外光及びて晩夏家居の妻豊か
せっかくですから、昭和13年の句
妻抱かな春昼の砂利踏みて帰る
ちなみに、昭和37年の句には
特殊たるに堪へぬく夫婦金木犀
なんて、これでも、句になっていますか?
さて
句集「銀河依然」に「妻の誕生日に 二句」と前書がある、
その二句目
肩ごしに見下ろす乳房岩の春
夫(つま)が落す語を妻拾ひ夏野行く
句集「美田」には
言(ことだま)の言(こと)をやすめて昼寝妻
子のための又夫(つま)のための乳房すずし
髪の奥から奥からの妻の汗
またたきまたたき論鋒澄みくるよ汗の妻
外光及びて晩夏家居の妻豊か
せっかくですから、昭和13年の句
妻抱かな春昼の砂利踏みて帰る
ちなみに、昭和37年の句には
特殊たるに堪へぬく夫婦金木犀