平川祐弘著「竹山道雄と昭和の時代」(藤原書店)に
「・・・1994年雑誌『正論』8月号に小堀桂一郎が『五十年の後に――いま、竹山道雄氏を偲んで』という題を掲げて林健太郎と昭和史解釈をめぐって論争を交えているからである。読み応えがあり、論争は両者の再反論にまで及ぶ。読者が林健太郎『歴史からの警告』(中公文庫、1999)に収められた緒論と小堀桂一郎『再検証東京裁判』(PHP研究所、1996)に収められた緒論を直接読まれることを希望するが、私は小堀が竹山『昭和の精神史』を追憶するという形をとりながら、竹山が必ずしも認めるとは思わない主張を述べて林批判をしたことについて遺憾に思っている。」(p272)
この箇所が気になっておりましたので、
林健太郎氏と小堀桂一郎氏の両方の本が手にはいった昨夜、さっそく論争箇所を読み比べてみました。
実際の論争のやりとりを読め、感銘しました。
とくに、林氏の大局把握、感情論を排した
沈着な指摘に、読み甲斐を感じました。
それにしても、自宅に居ながらにして、
指摘された本を、簡単に購入できて、
読み比べられる。それが今なのだと、
ありがたく、感謝したくなります。
「・・・1994年雑誌『正論』8月号に小堀桂一郎が『五十年の後に――いま、竹山道雄氏を偲んで』という題を掲げて林健太郎と昭和史解釈をめぐって論争を交えているからである。読み応えがあり、論争は両者の再反論にまで及ぶ。読者が林健太郎『歴史からの警告』(中公文庫、1999)に収められた緒論と小堀桂一郎『再検証東京裁判』(PHP研究所、1996)に収められた緒論を直接読まれることを希望するが、私は小堀が竹山『昭和の精神史』を追憶するという形をとりながら、竹山が必ずしも認めるとは思わない主張を述べて林批判をしたことについて遺憾に思っている。」(p272)
この箇所が気になっておりましたので、
林健太郎氏と小堀桂一郎氏の両方の本が手にはいった昨夜、さっそく論争箇所を読み比べてみました。
実際の論争のやりとりを読め、感銘しました。
とくに、林氏の大局把握、感情論を排した
沈着な指摘に、読み甲斐を感じました。
それにしても、自宅に居ながらにして、
指摘された本を、簡単に購入できて、
読み比べられる。それが今なのだと、
ありがたく、感謝したくなります。