和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

かいつまんで話して。

2015-02-12 | 短文紹介
注文してあった古本が届く。

秋山加代著「叱られ手紙」(文藝春秋)
単行本の帯には、向田邦子の文。
文春文庫の解説は阿川佐和子。
となっております。
私が注文したのは単行本の方。

古書湧書館(愛知県豊橋市吉川町)
 200円+送料300円=500円

もう一冊は
山本夏彦著「その時がきた」(新潮社)
の単行本。

カバラ書店(岐阜県各務原市鵜沼古市場町)
500円+送料180円=680円
初版でした(笑)。


「その時がきた」のはじまりは
「読めない書けない話せない」でした。
そこから引用。

「昔は中学を出ても手紙一本書けないと言ったが、
今は大学を出ても読めない書けない話せない。
私はさる展示会を見に行かせ、あとで報告させたが、
人がいっぱいいましたと言って絶句した若者がいた。
評判だから見に行かせたのだ、それだけなら聞く
までもないと笑ったが、以来気をつけてみると
彼らはほとんど話をしてない。
・・・見ない相手にかいつまんで話をして聞かせ、
共に興ずるには多少の訓練がいる。その訓練は
まず家庭で次いで学校で・・・」

うん。最後まで引用したくなくなりました(笑)。
コメント
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