雑誌「WILL」8月号の
蒟蒻問答は、こうはじまります。
堤】 ・・・維新の党代表に就いた
松野頼久が安倍に向かって言う。
『総理、こんな重要な法案は国会を
二つか三つ跨いででも、議論を尽くして
決めるべきじゃないですか。この夏いっぱい
までに仕上げると仰るが、なぜそんなに急ぐ
んです?いまの日本にそんなに危機が迫て
いるんですか?』・・・
これなどは、古田博司氏がいうところの
「中立性を客観性だと誤認したり、
偽装したりしている・・」
という指摘に、あてはまりそうな発言。
この松野氏は、テレビの国会中継を録画して私も見ました。
WILLでは、この後、堤堯氏の歴史的指摘が素晴らしい。
ここでは、雑誌「正論」8月号の中西輝政氏の文
のはじまりを引用して、現在の危機が迫っているか
状況判断材料のひとつを提供。
うん。こういうのは当たり前だといわれると、
当たり前のことを引用するのみ。
「・・・ウクライナをめぐる米露関係の悪化を
『新冷戦』と表現する向きもあるが、そんな言葉が
生ぬるく感じるほど、米中関係ははるかに大きな
スケールで危機的な局面を迎えている。その危機とは、
言うまでもなく、中国による南シナ海、南沙諸島の
埋め立てである。広大な埋め立て地に軍事施設を建設
すると公言してはばからない中国の姿勢は、アジアに
おけるアメリカのプレゼンスへの真っ正面からの挑戦
である。警戒を強めるアメリカとの間では、
『軍事衝突』の可能性を言い立てる当局関係者の言葉の
応酬がなされ、一触即発の事態を招来している。そこに
・・・6月12日~13日にAP通信など米メディアが
そろって報じた中国による対米サイバー攻撃である。
総合すると、この攻撃で、アメリカの情報機関である
CIA(中央情報局)やNSA(国家安全保障局)など
の要員に関する個人情報が流出、その数は『数百万人分』
に達する可能性もあるというのである。
情報機関とは、文字通り国家の生命線であり、国家の安全
を支える最も有力な土台(インフラ)の一つである。・・
情報機関の活動には情報収集のノウハウと共に、要員の
安全に関わる個人情報には最大限の秘匿性が求められる。
この最高機密が中国の手に渡った時点で、世界中に展開する
アメリカの情報関係要員たちは中国の監視下におかれ、
特に北京や上海、成都や西安に身分を偽って潜入している
要員は一網打尽にされかねない。・・」(p60~)
とはじまる13頁。「いまの日本に、
そんなに危機が迫っているのですか」
という方にチェックしてもらいたい文。
話題をかえて、
新聞広告の見出し力。
7月2日の週刊誌の新聞広告。
週刊文春の右見出しは
「自民党は死んだ」
週刊新潮の右見出しは
「うぬぼれ『自民党』の構造欠陥」
これじゃ、週刊誌購買欲わかず、ゲンナリ。
気になるのは週刊新潮のなかの、
百田尚樹氏の「私を『言論弾圧』男に
仕立てあげた大マスコミに告ぐ」。
蒟蒻問答は、こうはじまります。
堤】 ・・・維新の党代表に就いた
松野頼久が安倍に向かって言う。
『総理、こんな重要な法案は国会を
二つか三つ跨いででも、議論を尽くして
決めるべきじゃないですか。この夏いっぱい
までに仕上げると仰るが、なぜそんなに急ぐ
んです?いまの日本にそんなに危機が迫て
いるんですか?』・・・
これなどは、古田博司氏がいうところの
「中立性を客観性だと誤認したり、
偽装したりしている・・」
という指摘に、あてはまりそうな発言。
この松野氏は、テレビの国会中継を録画して私も見ました。
WILLでは、この後、堤堯氏の歴史的指摘が素晴らしい。
ここでは、雑誌「正論」8月号の中西輝政氏の文
のはじまりを引用して、現在の危機が迫っているか
状況判断材料のひとつを提供。
うん。こういうのは当たり前だといわれると、
当たり前のことを引用するのみ。
「・・・ウクライナをめぐる米露関係の悪化を
『新冷戦』と表現する向きもあるが、そんな言葉が
生ぬるく感じるほど、米中関係ははるかに大きな
スケールで危機的な局面を迎えている。その危機とは、
言うまでもなく、中国による南シナ海、南沙諸島の
埋め立てである。広大な埋め立て地に軍事施設を建設
すると公言してはばからない中国の姿勢は、アジアに
おけるアメリカのプレゼンスへの真っ正面からの挑戦
である。警戒を強めるアメリカとの間では、
『軍事衝突』の可能性を言い立てる当局関係者の言葉の
応酬がなされ、一触即発の事態を招来している。そこに
・・・6月12日~13日にAP通信など米メディアが
そろって報じた中国による対米サイバー攻撃である。
総合すると、この攻撃で、アメリカの情報機関である
CIA(中央情報局)やNSA(国家安全保障局)など
の要員に関する個人情報が流出、その数は『数百万人分』
に達する可能性もあるというのである。
情報機関とは、文字通り国家の生命線であり、国家の安全
を支える最も有力な土台(インフラ)の一つである。・・
情報機関の活動には情報収集のノウハウと共に、要員の
安全に関わる個人情報には最大限の秘匿性が求められる。
この最高機密が中国の手に渡った時点で、世界中に展開する
アメリカの情報関係要員たちは中国の監視下におかれ、
特に北京や上海、成都や西安に身分を偽って潜入している
要員は一網打尽にされかねない。・・」(p60~)
とはじまる13頁。「いまの日本に、
そんなに危機が迫っているのですか」
という方にチェックしてもらいたい文。
話題をかえて、
新聞広告の見出し力。
7月2日の週刊誌の新聞広告。
週刊文春の右見出しは
「自民党は死んだ」
週刊新潮の右見出しは
「うぬぼれ『自民党』の構造欠陥」
これじゃ、週刊誌購買欲わかず、ゲンナリ。
気になるのは週刊新潮のなかの、
百田尚樹氏の「私を『言論弾圧』男に
仕立てあげた大マスコミに告ぐ」。