朝日の古新聞をもらって来る。
辛坊さんがラジオで指摘していた
7月11日(土曜日)の朝日新聞を見る。
なるほど、中国の東シナ海ガス田基地の記事なし。
その日の朝日の一面は、
「首相、9月訪中を検討」
「安保法案 憲法学者ら209人アンケート」
「『違憲』104人『合憲』2人」
中国の東シナ海のガス田基地16基の写真のかわりに
安保反対の抗議写真が一面左上。
7月15日の朝日一面は
「与党単独 きょう採決」
「安保特別委 民・維・共欠席の構え」
7月16日の朝日一面は
「安保採決 自公が強行」
7月23日の新聞一面は、読売・産経が
「中国ガス田開発12基新設」の大見出し。
「政府が写真公表」として写真入り一面。
朝日新聞の7月23日は、
一面右側上が大見出しで
「参院選合区 来夏から」。
その見出しより少し小さく
一面左上にガス田の記事。
写真も産経の3分の1以下の大きさ。
ふっ~。
報道の自由。購読の自由。
私にも出来る購読の自由。
そうそう。
7月24日の朝日一面。
右上の見出しが
「『考える道徳』重視」
左上の見出しが
「鶴見俊輔さん死去」
その日の文化・文芸欄に
上野千鶴子氏の寄稿文
「どこにも拠らず考えぬいた
鶴見俊輔さんを悼む」。
そこから、すこし引用。
「『思想の科学』はもはやなく、
鶴見さんはもうこの世にいない。
いまどきの高校生がかわいそうだ。
鶴見さんは、このひとが同時代に生き
ていてくれてよかった、と心から思える
ひとのひとりだった。」
「『思想の科学』の誇りは
『50年間、ただのひとりも除名者を
出さなかったことだ』と。
社会正義のためのあらゆる運動が
わずかな差異を言い立てて互いを
排除していくことに、身を以て
警鐘を鳴らした。」
ここにある「互いを排除していくこと」
といえば、今度発売されたばかりの
WILL9月号の対談が思い浮かびました。
そこから引用。
「つまり私的な会合においては、
どんな発言も憲法で保障されているのです。
・・もちろん、公的なものや放送は別ですよ。
かつてスターリン時代のソ連は、友人同士の
会話であっても官憲が許さない発言をした場合、
密告されれば処刑されました。私信の開封で
処刑された人も多い。・・・
どういうわけか、左翼というのは基本的に
自分と違う意見や発言を許さない部分がある。
これまでもマスコミはやってきたことなのですが、
自分たちにとって都合の悪い発言を潰すために、
・・一種の威嚇攻撃を行っていると私は見ています。
・・これは絶対に許したらダメです。
私は一種のファシズムだと思っているんです。
マスコミによるファシズムです。」(p38)
こちらは、雑誌を購読すれば、
理解を深められます(笑)。
もどって、
寄稿文の最後も引用しておきます。
「鶴見さんはもういない。
もう高齢者の年齢になったというのに
心許ない思いのわたしに、いつまでもぼくを
頼っていないで、自分の足で歩きなさい、
とあの世から言われている気がする。」
辛坊さんがラジオで指摘していた
7月11日(土曜日)の朝日新聞を見る。
なるほど、中国の東シナ海ガス田基地の記事なし。
その日の朝日の一面は、
「首相、9月訪中を検討」
「安保法案 憲法学者ら209人アンケート」
「『違憲』104人『合憲』2人」
中国の東シナ海のガス田基地16基の写真のかわりに
安保反対の抗議写真が一面左上。
7月15日の朝日一面は
「与党単独 きょう採決」
「安保特別委 民・維・共欠席の構え」
7月16日の朝日一面は
「安保採決 自公が強行」
7月23日の新聞一面は、読売・産経が
「中国ガス田開発12基新設」の大見出し。
「政府が写真公表」として写真入り一面。
朝日新聞の7月23日は、
一面右側上が大見出しで
「参院選合区 来夏から」。
その見出しより少し小さく
一面左上にガス田の記事。
写真も産経の3分の1以下の大きさ。
ふっ~。
報道の自由。購読の自由。
私にも出来る購読の自由。
そうそう。
7月24日の朝日一面。
右上の見出しが
「『考える道徳』重視」
左上の見出しが
「鶴見俊輔さん死去」
その日の文化・文芸欄に
上野千鶴子氏の寄稿文
「どこにも拠らず考えぬいた
鶴見俊輔さんを悼む」。
そこから、すこし引用。
「『思想の科学』はもはやなく、
鶴見さんはもうこの世にいない。
いまどきの高校生がかわいそうだ。
鶴見さんは、このひとが同時代に生き
ていてくれてよかった、と心から思える
ひとのひとりだった。」
「『思想の科学』の誇りは
『50年間、ただのひとりも除名者を
出さなかったことだ』と。
社会正義のためのあらゆる運動が
わずかな差異を言い立てて互いを
排除していくことに、身を以て
警鐘を鳴らした。」
ここにある「互いを排除していくこと」
といえば、今度発売されたばかりの
WILL9月号の対談が思い浮かびました。
そこから引用。
「つまり私的な会合においては、
どんな発言も憲法で保障されているのです。
・・もちろん、公的なものや放送は別ですよ。
かつてスターリン時代のソ連は、友人同士の
会話であっても官憲が許さない発言をした場合、
密告されれば処刑されました。私信の開封で
処刑された人も多い。・・・
どういうわけか、左翼というのは基本的に
自分と違う意見や発言を許さない部分がある。
これまでもマスコミはやってきたことなのですが、
自分たちにとって都合の悪い発言を潰すために、
・・一種の威嚇攻撃を行っていると私は見ています。
・・これは絶対に許したらダメです。
私は一種のファシズムだと思っているんです。
マスコミによるファシズムです。」(p38)
こちらは、雑誌を購読すれば、
理解を深められます(笑)。
もどって、
寄稿文の最後も引用しておきます。
「鶴見さんはもういない。
もう高齢者の年齢になったというのに
心許ない思いのわたしに、いつまでもぼくを
頼っていないで、自分の足で歩きなさい、
とあの世から言われている気がする。」