和田浦海岸

家からは海は見えませんが、波が荒いときなどは、打ち寄せる波の音がきこえます。夏は潮風と蝉の声。

小欄は、法案可決を断固支持する。

2015-07-17 | 産経新聞
産経新聞7月16日の一面が印象に残る。
見出しは
「首相危機直視『国民守る』」
「安保法案 特別委で可決」
「きょう衆院通過へ」

阿比留瑠比の署名記事は
こうはじまります。

「安倍晋三首相が15日、国民に不人気で、
野党やメディアの激しい批判にさらされている
安全保障関連法案について、内閣支持率の下落も
覚悟して衆院平和安全法制特別委員会での採決に
踏み切った・・・
首相は9日の講演では、祖父の岸信介元首相が
昭和35年、安保関連法案よりはるかに大きな
反対と緊張状態の中での日米安保条約改定を
成立させた経緯に言及し、こう述べていた。
『祖父は50年たてば理解されると言っていたが、
25年、30年後には多数の支持を得られるようになった』
確かに、世論調査で支持が高い政策にばかり取り組んで
いれば国民受けはいいかもしれないが、それだけでは
日本の安全は守ることなどできない。
たとえ、その時点ではまだ『国民の十分な理解を
得られていない』(首相)としても、政治家は
『今そこにある危機』から目をそらしてはいけない
というのが首相の信念なのだろう。
  × × × ×
現に中国は、国際的な非難をものともせずに
南シナ海で7つの人工島をつくり、東シナ海でも
日中中間線に沿って海洋プラットホーム建設を
進めている。ここには軍事レーダーが配備される
可能性があり、そうなると『中国の監視、警戒能力
が向上し、自衛隊の活動が従来よりも把握される』
(中谷元防衛相)
北朝鮮は核・ミサイル開発を継続する一方で、
国内情勢は混沌としている。
一方で米国のオバマ大統領は2013年9月、
『米国は世界の警察官ではない』と述べ、
それまで米国が世界で担ってきた安全保障上の
役割を後退させる考えを表明している。
・・・・」

一面コラムの産経抄は、
ある一場面を引用してはじめています。

「海坂藩の下級武士の清兵衛は、上意討ちの
討っ手として、一刀流の使い手、善右衛門の
屋敷に乗り込んだ。しかし、相手に戦う意思はない。
そのうちなぜか、お互いの亡妻の思い出話になる。
心を許した清兵衛がつい、葬式代に困って刀を売り、
竹光(たけみつ)であることを明かした。
次の瞬間、善右衛門が豹変し、刀を抜いて清兵衛に
襲いかかる。山田洋次監督『たそがれ清兵衛』の
映画史に残る、決闘シーンである。
 ・・・・・・・・
小欄は、法案可決を断固支持する。
日本にとって、最大の軍事的脅威である中国に、
鞘から刀を抜かせてはならない。つまり、
抑止力を強化するためには、
集団的自衛権の行使を可能にする法律が
絶対に必要だからだ。
 ・・・・・・
政府与党側も、中国を刺激するのを恐れて、
脅威の実態を国民に伝えてこなかったきらいがある。
中国が東シナ海の日中中間線付近で、軍事転用が
可能なガス田の海洋プラットホームを拡大している
事実も、なぜか伏せられてきた。
左寄りの人が多い、テレビのコメンテーターの発言
や世論調査の結果から、改めて思い知る。
憲法9条という名の竹光が日本を守ってきたと、
本気で信じている人が、まだ相当数いるらしい。」

うん。コラムの大半を引用してしまった(笑)。


7月11日は土曜日で
読売新聞と産経新聞の一面は
「東シナ海ガス田」周辺の軍事拠点化の恐れを
伝えておりました。
土曜日の午後、ニッポン放送のラジオ番組
「辛抱治郎のそこまで言うか!」で、
辛抱さんが、今日11日の朝日新聞と毎日新聞には、
読売・産経の一面に載った記事が、全く見あたらない。
と伝えてくれておりました。つづいて辛抱さんは
朝日・毎日の購読者には、その事実を知らされない
怖さ。というような事に触れておりました。

さて、明日土曜日のラジオも聞けたらいいなあ。
おっと、明日は地元の神輿の渡御(笑)。



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