おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

郵政改革で切腹?!

2005-02-11 11:20:52 | 平和
 コイズミさんは郵政民営化に自らの政治生命をかけ、法案を今国会で必ず通すと言明した。この法案を通さなければ、コイズミ不信任と同じだ!継続審議も不信任と同じであると強気の姿勢。
 だから、そのためには、国会に法案を提出する時期にはこだわらず、自民党・公明党とのすりあわせを充分に行うことを指示している。これは、コイズミさんと与党とが法案内容で妥協が成立すれば国会に提出し、野党の多少の抵抗・反対があっても、また少しくらいの会期延長はあっても、政府・与党の力で、一気呵成に法案を成立させようという決意表明でもある。
 特に、コイズミ発言は、民主党内での郵政民営化に対する足元の乱れを見事についている。これは、国会での議論よりも国会外での駆け引きによって法案をまとめていこうとする、いつものコイズミ手法だ。一方で、国会解散という伝家の宝刀をちらつかせながら。
 どこまでもしたたかなコイズミさん、自分じゃ切腹するつもりは毛頭ない。結局、自民党には妥協して、「名」を取る作戦だろう。今や、郵政民営化問題は、職員の問題に次第に矮小化されている感じがする。「郵政職員は公務員」という「実」はそのまま残すのだろう、「名」は、公務員じゃなくなるけれども、特定郵便局長の身分についても同様。これならば、労組を支持団体の一部にする民主党も納得するだろうとたかをくくっている。
 しかし郵政民営化問題は、そういう問題ではなかったはず。巨額な預貯金、その資金運営、公共事業とのかかわり、等々。本末転倒の様相を帯びてきた郵政民営化。事の本質をもう一度考え、その上に立って、コイズミ法案の是非を検討する必要がある。法案が国会に提出されれば、ほぼコイズミの勝利だから。
コメント (2)
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