アメリカとの軍事同盟強化が目立つ最近の情勢。特に「台湾」を巡る中国への牽制策としての日米安保の質的な転換は、ますます台湾海峡をはさんでの有事体制を念頭に置いたものだ。日米軍事共同作戦の狙いもそこにある。
一方で、中国は台湾への軍事侵攻を目指す政策をちらつかせ、日米を厳しく牽制する。北朝鮮の核ミサイル問題を含め、いよいよ北東アジアがきな臭くなって来た様相である。
そういう情勢下、日本もアメリカと一体となった、自衛隊の迎撃ミサイル体系の質的転換・実践的配備をはかるための予算を組んだ。しかし、アメリカのMD計画はいまだに実験段階においてここ数年、失敗をし続け実戦配備には全く至っていない。このことを考えあわせると、ただただアメリカのこうした軍事計画に追従する日本の姿は愚かである。
さらに、憲法第9条を改悪し、陸海空軍を創設して日米軍事一体化をもくろむ、自民党などの最近の動きは、きわめて日本の将来にとって危険な策動である。アメリカ・イギリスの圧倒的な軍事力をしても、いまだに混迷を続けるイラク情勢でもはっきりしているように、もはや、対テロ戦が中心となる軍事状況にあって、いまだに中国や北朝鮮、ロシアを仮想敵国とする、日米韓の軍事同盟の強化は、かえって緊張をますのみだろう。
今、大事なのは、世界に誇る憲法第9条をもつ日本として、文字通りの平和外交に徹して北東アジアの平和的安定に貢献することではないか。少なくとも、日米の軍事力を背景とした、政治・経済政策によって、北東アジアの安定を目指すことは、日本の取るべき姿勢ではない。
軍事力より平和力が最も大切だ。
一方で、中国は台湾への軍事侵攻を目指す政策をちらつかせ、日米を厳しく牽制する。北朝鮮の核ミサイル問題を含め、いよいよ北東アジアがきな臭くなって来た様相である。
そういう情勢下、日本もアメリカと一体となった、自衛隊の迎撃ミサイル体系の質的転換・実践的配備をはかるための予算を組んだ。しかし、アメリカのMD計画はいまだに実験段階においてここ数年、失敗をし続け実戦配備には全く至っていない。このことを考えあわせると、ただただアメリカのこうした軍事計画に追従する日本の姿は愚かである。
さらに、憲法第9条を改悪し、陸海空軍を創設して日米軍事一体化をもくろむ、自民党などの最近の動きは、きわめて日本の将来にとって危険な策動である。アメリカ・イギリスの圧倒的な軍事力をしても、いまだに混迷を続けるイラク情勢でもはっきりしているように、もはや、対テロ戦が中心となる軍事状況にあって、いまだに中国や北朝鮮、ロシアを仮想敵国とする、日米韓の軍事同盟の強化は、かえって緊張をますのみだろう。
今、大事なのは、世界に誇る憲法第9条をもつ日本として、文字通りの平和外交に徹して北東アジアの平和的安定に貢献することではないか。少なくとも、日米の軍事力を背景とした、政治・経済政策によって、北東アジアの安定を目指すことは、日本の取るべき姿勢ではない。
軍事力より平和力が最も大切だ。