おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

関係者の話で、関係者によると、関係者、関係者・・・

2010-01-07 21:38:37 | つぶやき
 民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」が2004年に購入した土地を巡る問題で、同会の事務担当者だった石川知裕衆院議員(36)(民主)が土地代金として小沢氏から受け取ったとされる現金4億円について、東京地検特捜部の事情聴取に、「小沢先生のいるマンションに呼ばれ、先生から現金4億円の入った紙袋を手渡された」と供述していることが、関係者の話でわかった。
 関係者によると、土地取引を担当していた石川議員は、特捜部の事情聴取に「当時の陸山会には土地を購入する資金がなく、小沢先生に相談し、4億円を受け取った」と供述。さらにこの4億円について、「(04年)10月上旬に小沢先生に港区元赤坂のマンションに来るように言われ、先生から現金4億円の入った複数の紙袋を手渡された」などと説明したという。
 一方、関係者によると、陸山会は07年5月頃に4億円を支出し、石川議員の後任の事務担当者だった元私設秘書が小沢氏に渡していたこともわかった。この4億円の支出も同会の07年分の収支報告書に記載されておらず、政治資金規正法違反(不記載)の疑いがある。
 これは、「讀賣新聞」の記事。わずかの字数の中に、「関係者」という言葉がいかに頻繁に用いられているか!
 この「関係者」とは、検察関係者であることは明白。にもかかわらず検察の発表とは書かずに「関係者」とあいまいに表現する。いかにも独自取材によるかのように。
 しかし、他の新聞社の記事もほぼ同様。「関係者」「関係者」のオンパレード。「記者クラブ」に所属する新聞・マスコミ対して、検察側が意図的に情報を提供しているのではないか、と。その内容は、あたかも不正があった如く。
 直接、事情聴取を受けた本人からのコメントは、まったく載せられていない(本人が取材拒否してたため?)。だから、よけい「被疑者」扱いがまかり通る内容になっている。
 マスコミ(特に新聞)は、独自取材で例えば政治資金の問題を調査し、その裏付けを取って、本格的な記事として掲載する。TVは「やらせ」などを含め、そのへんはいいかげん。新聞の読者はその取材力に信頼し、記事を読む。どうもこの関係が、揺らいでいるような気がする。
 かつて、戦前戦後を通して、権力情報の垂れ流しと、お先棒路線によってマスコミの信頼性が失われ、国の行く末を謬った反省が、今も依然としてなさそうな・・・。
 憂うべきマスコミの退廃ではある。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする