おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

渋滞や信号で止まっているときに後ろにトラックが近づくと、

2016-03-19 21:29:51 | 世間世界
逮捕の運転手「避難中に救助された」 広島トンネル事故

 高速道路での渋滞だけでなく、一般道でも赤信号で停まっていると、つい、後ろを見ます。大型トラックが近づいてくると、びびります。特に、渋滞の時は後ろにトラックが来ると、できる限り進路変更しています。

 それにしても毎日新聞の記事。

<山陽道トンネル事故>国交省が監査、容疑者に違反4件判明(21:15毎日新聞)

 東広島市の山陽自動車道トンネルで2人が死亡した多重衝突事故で、国土交通省は18日、渋滞中の車列に追突したトラックの運送会社「ゴーイチマルエキスライン」(埼玉県川口市)を特別監査し、運転手の皆見成導容疑者(33)=自動車運転処罰法違反(過失致死)容疑で逮捕=に関する貨物自動車運送事業法違反が4件判明したことを明らかにした。うち1件は過労運転で、今年2月だけで複数回確認したという。
 過労運転を防ぐ改善基準告示は、連続運転時間(最長4時間)、勤務終了後の休息(8時間以上)、1日の拘束時間(13時間以内)を定めている。
 国交省によると、皆見容疑者は2月、西日本への長距離運転で、これら三つの基準を複数回守っていなかった。3月の違反は確認できていない。
 また、同社は昨年12月の皆見容疑者の採用時に、義務づけられた健康診断を実施していなかった。告示で定める運転教育が不十分だった上、容疑者の初任適性診断の結果も確認できなかった。
 ・・・同社前で報道陣に対応した社員は「遺族の方には本当に申し訳ありませんでした」と謝罪した。グループ会社の幹部も対応し「(皆見容疑者は)昨年12月に入社し、試用期間も終えている。勤務状況も健康状態も問題はなかった」と話した。【内橋寿明、鴇沢哲雄、大山知香】

 もとより、運転手の事故・加害責任(自動車運転処罰法違反=過失致死容疑)は当然ありますが、主に「国交省」の発表を受けての記事だとは思いますが、運転者に違反が4件あった! これが大きく取り上げられる!
 どう考えても会社の違反でしょう。このあいだの碓氷峠の、多数の死者を出した時もそうですが、最初は運転者の責任、資質の如き、マスコミ報道。次第にそうさせていた(黙認していた)バス会社の責任、違反が明るみに出てきました。今回もそうなのではないか。

 過労運転を防ぐ改善基準告示は、連続運転時間(最長4時間)、勤務終了後の休息(8時間以上)、1日の拘束時間(13時間以内)を定めている。

 を会社は知っていて、運転者に無理に働かせていたのではないか? 同じ条件でも事故を起こさない運転手(従業員)もいるのだから、と事故を起こした責任を運転手の資質に被せるとしたら・・・。
 会社利益優先、従業員の健康管理軽視の風潮ををますます助長させることにはならぬよう、国交省も会社への責任追及も怠りなくしてほしいものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする