EUの盟主から一気に転落…プーチンを信じて親ロシアを続けてきたドイツの末路
「「ガスパイプラインの建設は、(ロシアの)戦争準備だと散々言ったはずだ。しかし、あなた方の答えはいつも、『経済、経済、経済! 』」
そういえば、確かについ最近までショルツ独首相はノルドストリーム2の中止を迫られると、「あれは民間事業なので……」と言い逃れをしていたものだ。」
ナチスドイツの反省から、全体主義の復活を最大限に警戒し、「自立した個人」の確立に努めてきたドイツ。
「自立した個人」の基盤に経済的な独立性があることは動かないところだが、このところ、ドイツの経済政策の問題点が次々と明らかになってきている。
自立と依存で指摘したように、中国という「お得意さん」に過度に依存してしまっているという問題と、安い天然ガスの供給源であるロシアへも過度に依存しているという問題である。
この種の全体主義・権威主義国家への依存が行き過ぎてしまうと、結局のところ「自立した個人」の基盤は崩壊してしまう。
このままでは、ドイツが戦後進めてきた「自立した個人」確立のための試みは、失敗に終わるかもしれない。
日本にとっても、全く他人事ではない。
「「ガスパイプラインの建設は、(ロシアの)戦争準備だと散々言ったはずだ。しかし、あなた方の答えはいつも、『経済、経済、経済! 』」
そういえば、確かについ最近までショルツ独首相はノルドストリーム2の中止を迫られると、「あれは民間事業なので……」と言い逃れをしていたものだ。」
ナチスドイツの反省から、全体主義の復活を最大限に警戒し、「自立した個人」の確立に努めてきたドイツ。
「自立した個人」の基盤に経済的な独立性があることは動かないところだが、このところ、ドイツの経済政策の問題点が次々と明らかになってきている。
自立と依存で指摘したように、中国という「お得意さん」に過度に依存してしまっているという問題と、安い天然ガスの供給源であるロシアへも過度に依存しているという問題である。
この種の全体主義・権威主義国家への依存が行き過ぎてしまうと、結局のところ「自立した個人」の基盤は崩壊してしまう。
このままでは、ドイツが戦後進めてきた「自立した個人」確立のための試みは、失敗に終わるかもしれない。
日本にとっても、全く他人事ではない。