Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

発見、再発見

2024年09月01日 06時30分00秒 | Weblog
《ロシア・アリアの恋の調べ》
・リムスキー=コルサコフ『サトコ』より
   "リュバーヴァのアリア"
・チャイコフスキー『エフゲニー・オネーギン』より
   "オネーギンのアリア"
・ボロディン『イーゴリ公』より
   "ヤロスナーヴナのアリア"
橋爪ゆか、古川精一、金子みどり
[ピアノ] 小笠原貞宗
《ヘンリー・パーセルのイギリス歌曲》
・H.パーセル
   「暫しの楽の音が」
   「薔薇より香しく」
   「もし音楽が恋の糧ならば」
   「私の苦しみ全てをもってしても」
   「愛しいアストリアの姿から」
   「私の全て、私の光」
   「永遠に心塞ぎて」
   「トランペットを吹き鳴らせ」
太田三美、大原一姫、髙草木玲子、野崎由美、藤永和望、松堂美枝子、水野しのぶ、水野由加里、橋爪万里子、多田羅迪夫
[指揮]佐々木正利
[ピアノ] 古野七央佳

 二期会のコンサートはかなり行っているつもりなのだが、「駅伝コンサート」に行くのはこれが初めて。
 平日、しかも4時間半の長丁場なので、なかなか行けないのも当然ではある。
 曲目が沢山あって、聴いたことのない曲も多い。
 なので、新たな「発見」がいくつかある。
 驚いたのは、演奏機会の少ないリムスキー=コルサコフの「サトコ」やボロディンの「イーゴリ公」の中に、珠玉のような美しい曲があること。
 橋爪ゆかさんは、「サトコ」の”リュバーヴァのアリア”を完璧に歌い上げたし、金子みどりさんの”ヤロスナーヴナのアリア”も、びっくりするほど美しいメロディである。
 H.パーセルの歌曲を聴くのもこれが初めて(のはず)。
 陰影に富む歌詞が印象的だが、「私の全て、私の光」”My dearest, my fairest”を聴いていて、既視感を覚えた。

 「・・・ああ、なぜ愛の喜びはあまりにはかなく、あまりに甘いというのでしょう、・・・
 けれど、ああ、もしあなたが心変わりしたら
 ああ、そんなことはないと言って
 だめ、決して、私の光、
 だめ、だめ、私の全て、だめ、だめ
 
 日本語訳にするとちょっと笑ってしまうが、セリフは「卒塔婆小町」の詩人のそれと似ている。
 「没落現象回避型」(喪失恐怖症)の思考の持ち主を「再発見」したようである。
コメント
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