「認知行動療法(Cognitive Behavior Therapy)はCBTとも呼ばれ、ストレスなどで固まって狭くなってしまった考えや行動を、ご自身の力で柔らかくときほぐし、自由に考えたり行動したりするのをお手伝いする心理療法です。・・・
認知行動療法では、ストレスを感じた具体的な出来事を取り上げて、その出来事が起きた時に「頭の中に浮かぶ考え(認知)」、「感じる気持ち(感情)」、「体の反応(身体)」、「振る舞い(行動)」、という4つの側面に注目します。
例として、“すれ違った友人に目をそらされた”という出来事を経験したAさんの場合を考えてみましょう。Aさんの頭の中には「嫌われているのかもしれない…」という悲観的な考えが浮かび(認知)、悲しくて不安な気持ちになりました(感情)。心臓がドキドキしたりお腹が痛くなったり…と体にも反応が出て(身体)、人目を避けて足早に家に帰り、布団に潜り込んで寝てしまいました(行動)。 …と、たとえばこのような形で4つの側面を整理します。
このように、ストレスフルな出来事によって生じる反応を「ストレス反応」と呼びます。
ストレス反応の4つの側面は互いに影響を及ぼし合っていて、悪循環を生み出すことが多いものです。そのため、上記のように整理して、自分のストレス反応のパターンに気づき、さらなる悪循環に陥らないように調整していくことを目指します。」
ストレス反応の4つの側面は互いに影響を及ぼし合っていて、悪循環を生み出すことが多いものです。そのため、上記のように整理して、自分のストレス反応のパターンに気づき、さらなる悪循環に陥らないように調整していくことを目指します。」
認知行動療法(CBT)の「4つの側面」は、ダマシオの4段階説と概ね対応しているようである。
これを調整すると、例えば、「悲しみ」といった情動もコントロールできるようになる。
「「恨みに思っているわけじゃない」と前置きしつつ「感動的なこと、つらいこと、悲しいことがあっても俺、涙が出ない。泣いたことがないぐらいの感じなの」と告白した上田。その理由には幼少期の体験があるという。
「5、6歳の頃、親戚のおじさんが“男は人生で2回しか泣いちゃダメ”」と回想。その“2回”とは「1回目はオギャーって生まれた時、もう1回はおふくろが死んだ時」だという。「その2回以外泣くな」と念押しされた上田は「泣けない人間になっちゃった」と語った。」
だが、これを読むと、「感動的なこと」に対しても無反応になってしまったようである。
これだと、何だか生き甲斐が失われるような気もする。
それよりは、星野源さんのように、情動の豊かな「泣ける」人間でありたい。
「星野は「松さんとは空耳アワードでご一緒させてもらってたんですけど(笑)、お芝居は初めてなので、それもすごく楽しくてうれしいことでした」とし、「野木さんの作品でいつも思うのは、眼差しがすごい好きだなって。今の世の中を見ている眼差しと、こうあってほしいという眼差しと。作品の中に、そういう眼差しがふわっと透けて見える作家性みたいなものを感じて、いつも胸がいっぱいになるというか。今回の脚本を初めて読んだときにも、ボロボロボロみたいな」と涙したことを回顧。「悲しいことがあるとか、スペクタクルなことが起こるわけでもないんだけど、野木さんの話だなと思って。新たなホームドラマと言われている感じもすごくわかる」と続けた。」