新潮45というのは不思議な雑誌で、ときどき本質をついたいい議論を載せていることがある。最新号でいえば、「「維新の会」の志向は天皇制否定である 反・幸福論〈25〉/佐伯啓思」が興味深い。
佐伯先生(同旨を指摘する論者はほかにもいるが)は、石原慎太郎・橋下徹両氏は、天皇制廃止論者、つまり共和制論者であると指摘する。そして、天皇制をめぐる対立軸が徐々に明らかになったと示唆する。
実際、石原氏は、某所でそのような趣旨を論じていたし、石原氏が崇拝する中曽根元首相は、天皇制廃止・大統領制導入を理想とする政治家である。
橋下氏が同様の志向を有しているということは、うすうす気づいていたが、これを指摘した佐伯先生はさすがに鋭いと思う。
佐伯先生(同旨を指摘する論者はほかにもいるが)は、石原慎太郎・橋下徹両氏は、天皇制廃止論者、つまり共和制論者であると指摘する。そして、天皇制をめぐる対立軸が徐々に明らかになったと示唆する。
実際、石原氏は、某所でそのような趣旨を論じていたし、石原氏が崇拝する中曽根元首相は、天皇制廃止・大統領制導入を理想とする政治家である。
橋下氏が同様の志向を有しているということは、うすうす気づいていたが、これを指摘した佐伯先生はさすがに鋭いと思う。
確かに社会権の増大の中で、抽象的な概念の国vs国民と考えるのは、もはや限界で、個人の人権→小集合が地方自治体→大集合が国
と考えた方が辻褄のがあう。
当然、公共の福祉について「一元内在制約説」になって行く。そうしたら、憲法の教科書ってア~ダコ~ダ言っているより半分ぐらいの薄さになるかと。
その点、年末のNHKの政治番組で自民の石破氏が憲法改正について香山リカ氏の追求に対して「いや、今後は他者との人権との調整ではないか」と答えていたので、案外同じ所を見ているのかな・と思いました。
初め書くのに先生のご専問にコメントして申し訳ございません。でも毎日拝見しております。