地方学生だった頃、友達と深夜バスで東京に行って
早朝に着いて一日を過ごし
夜は24時間営業の喫茶店で朝まで時間をつぶした事があった
ロック喫茶とかいう範疇の店で、ロックのレコードがかかっていたが
コーヒ-1杯で粘ったのだが
そこで寝る事は許されなく、うつらうつらしていると
店員さんが「お客さん!」と、ご親切にも肩をユサユサと揺すってくれた
そこで我々数人は順番に寝る人、起きている人を決めて
いかにも起きているふりをして誤魔化したのだった
そんな事があった、という話が今日の話題ではなく
今でも覚えているのが、そこでかかっていたレコード
3枚のレコードだ
最初はビートルズの「ホワイトアルバム」のA面
The Continuing Story Of Bungalow Bill から
While My Guitar Gently Weeps
そして
Happiness Is A Warm Gunへと続くメドレーが
才気ばしって音楽性が高くて心地よく
ついでJanis Joplinの「Pearl」から
Move OverとCry Babyがあのしゃがれ声が酔っぱらった頭に
妙に強烈に印象深く響いた
しかし一番心に響き、違和感もなく聞けたのが次にかかった
森進一「山谷ブルース」「冬の旅」「さらば友よ」だった
このての音楽喫茶でそんな音楽が流れるとは少しも思わなかったが
流れてみるとそれはソウルフルで心底
日本のうたも馬鹿にできないぞ!と思うのだった
だからその後で森進一のそのライブ録音のレコードを求めたのは言うまでもない
それにしても、この喫茶店の店長さんは随分許容範囲のおおきな人だったのだろう
あの時代ならば、ジャンルごとに変な縄張り意識とか
他を否定するようなところがあったのに
ただ、いい音楽を流しただけ、みたいなスタンスでいられたなんて
頭が下がるし、ある面自分とよく似た指向性をもった人がいるものだ
と感じたのだった
こうして何十年も前の事を覚えているのだから
本当にいい経験だったと言える
音楽はジャンルでもの言うのではなく
良い、悪いで判断すべきものなのだろうと
つくづく再確認した次第だ
早朝に着いて一日を過ごし
夜は24時間営業の喫茶店で朝まで時間をつぶした事があった
ロック喫茶とかいう範疇の店で、ロックのレコードがかかっていたが
コーヒ-1杯で粘ったのだが
そこで寝る事は許されなく、うつらうつらしていると
店員さんが「お客さん!」と、ご親切にも肩をユサユサと揺すってくれた
そこで我々数人は順番に寝る人、起きている人を決めて
いかにも起きているふりをして誤魔化したのだった
そんな事があった、という話が今日の話題ではなく
今でも覚えているのが、そこでかかっていたレコード
3枚のレコードだ
最初はビートルズの「ホワイトアルバム」のA面
The Continuing Story Of Bungalow Bill から
While My Guitar Gently Weeps
そして
Happiness Is A Warm Gunへと続くメドレーが
才気ばしって音楽性が高くて心地よく
ついでJanis Joplinの「Pearl」から
Move OverとCry Babyがあのしゃがれ声が酔っぱらった頭に
妙に強烈に印象深く響いた
しかし一番心に響き、違和感もなく聞けたのが次にかかった
森進一「山谷ブルース」「冬の旅」「さらば友よ」だった
このての音楽喫茶でそんな音楽が流れるとは少しも思わなかったが
流れてみるとそれはソウルフルで心底
日本のうたも馬鹿にできないぞ!と思うのだった
だからその後で森進一のそのライブ録音のレコードを求めたのは言うまでもない
それにしても、この喫茶店の店長さんは随分許容範囲のおおきな人だったのだろう
あの時代ならば、ジャンルごとに変な縄張り意識とか
他を否定するようなところがあったのに
ただ、いい音楽を流しただけ、みたいなスタンスでいられたなんて
頭が下がるし、ある面自分とよく似た指向性をもった人がいるものだ
と感じたのだった
こうして何十年も前の事を覚えているのだから
本当にいい経験だったと言える
音楽はジャンルでもの言うのではなく
良い、悪いで判断すべきものなのだろうと
つくづく再確認した次第だ