パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

無理のない自然の生き方が出来ればいいのだが、、

2007年11月13日 20時48分29秒 | Weblog
最近、日の出が遅くなったり、
朝の気温が低くて布団の中が気持ちよくて
なかなか起きられなくなっている
夏は反対に早くから目覚めゴソゴソと
活動的であったのと対照的だ

思うに人間は自然のリズムに合わせた
昼光性の生物であるのであるから
こんなことは当たり前のことだ

問題はこの当たり前のことが
なかなか実行できないでいる
現在の社会生活のあり方だ


明るくなったら起きて
暗くなったら眠る
夏には夏の食材を食し
秋には秋のものを採る

現在は仕事の経済的な効率的な運営のため
深夜労働をしたり
珍しいものを過度にありがたがるために
季節はずれの食材を無理やり生産し
エネルギーの消費量を多くしている

人の生活の歴史では
若いうちは向こう見ずで
何事もやってみなければわからないと
いろんな事にトライし、痛い目をして
長ずるにしたがって知恵はつくが
先読みをしすぎたり
体力の低下に伴う気力の低下を味わう

そして過去を振り返り懐かしむと同時に
多少の諦めを感じるようになる

これらは全ての人に当てはまるとは思わないが
当たらずとも遠からず!といったところだろう

しかし、競争の社会にいる現在の我々は
いつも「現役の」体力、気力、行動が要求され
それが出来ない自分を、ある人は情けなく思い
ストレスになってしまうこともあるだろう

個人差はあるが、年を重ねれば保守的になったり
危険を避けるようになるのは当たり前のことで
それが許されない(?)ような世界は
なんだかあまり良い世界ではないのではないのか

むかし望むべき未来の社会は
鉄腕アトムの世界のような
ハイテクのものがあふれる世界と思っていたが
今は反対に出来る限り自然のリズム、素材に沿った
人工的なものが表に出ない世界のほうが好ましく思えてきた

自然の無理のない生活を
感傷的、回顧的というのではなく
よりよい生活をする手段として
考えなくてはならないと思うのだが、、、

コメント
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