パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

マーラー 第5交響曲のこと

2008年12月04日 21時47分35秒 | 音楽
昨日に続いて昔の音楽の話を少し

マーラーの第5交響曲の4楽章のアダージェット
映画音楽としては「ベニスに死す」で使われたのが有名だけれど
自分の記憶ではもっと前の
「ガラスの部屋」という映画で使われていたような気がする

主人公の別荘の暖炉で若者たちが集っている時に
流れていたように覚えている

しかし、これはマイナーな映画だったので
さほど話題にならなかったとみえる

ところでこの「ガラスの部屋」
実は別の音楽の方が有名になっている
エンディングだったか挿入歌だったかは忘れてしまったけれど
「ヒロシです」のお笑いの際に使われるあの曲
それがこの曲

そんな昔のことを言ってどうなる!ももっともだが
(自分で突っ込んでどうする!)
ただ、ちょっと記憶を呼び起こしてみただけ!

話はマーラーの第5交響曲に戻って
この曲はマーラーの中では好きな方だが
一番のお気に入りはアダージェットではなく
最初の2つの楽章

だからレコード、CDを購入しても
まずはじっくり聞き比べたのがそれで
今のところの一番好きな演奏は
テンシュテットとロンドンフィルのやつ
淡々と、しかし情感を持って演奏されている

バーンスタインやシノーポリ、ラトルもなんだか
濃い演奏で、その分マーラーらしいかもしれないが
少し音に浸りきることができない
(シノーポリのは何故かイライラしたり怒れてきたりする)

実演では若杉弘とケルン放送交響楽団(?)のが
圧倒的によかった

そういえば最近コンサートに行ってない
気持ちに余裕がなくなっているのかな



コメント
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