パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

FWの差と言ってしまうのは酷かな

2008年12月21日 21時57分41秒 | Weblog
クラブワールドカップ決勝
マンテェスターU対リガ・デ・キトは
後半ルーニーの得点で戦前の予想通りマンチェスターUの勝利

自分が見たかったのはロナウドの派手なプレーではなく
マンチェスターUがあの堅いリガ・デ・キトの守備をどう突破するか
の一点

結局その答えは特に特別なことをする訳でもないが
そのプレーの正確さ、そしてなんというパスのスピードの速さだろう
縦へのパスはJリーグではお目にかかれないスピードだ

それと前半に多用されたロングパスの正確なこと
プロだから当たり前、世界のトップレベルだから当たり前と
言ってしまえばそれまでだけれど、ため息が出るような
羨ましいプレーだった

それにしてもルーニー
今日は凄かった
仮に点を取らなくても(今日はルーニーの日ではないと思った瞬間もあったが)
彼のポテンシャルの高さは十分すぎるほど垣間見えた
柔らかいトラップ、柔らかい落し、正確なキックとパワフルなシュート
そして目の前の戦いに負けない闘争心
これで22歳だから数年間は怪我さえなければ彼の時代は続きそうだ

マンチェスター側が一人退場になって
リガ・デ・キトに数的優位になったのだが
それからのリガ・デ・キトの攻撃は壁のように立ちはだかる
マンチェスターの大男たちを突破するには
個々のテクニックはあっても若干ひ弱だった

サッカーはあまり点の入らないゲーム
それだけに決まって得点を上げる人物はそれだけで
特異な才能の持ち主といえる
この意味ではマンチェスターUとリガ・デ・キトの差は
年俸によるプレーヤーの質もあるかもしれないけれど
絶対的なFWがいるかいないか、だった様に思う

本当のことを言えば判官びいきの日本人である自分
へそ曲がりの自分はリガ・デ・キトを応援していた
なんとか無失点で押さえてくれたら
と思ったけれど流石マンチェスターU 勝負強い

だが南米のチームはプレッシャーのかかった状態でも慌てずに繋いでいったり
リズムが悪い時にはいったんテンポを落としたりと
参考になる点は多かった

ガンバやレッズが2年続いて3位になったと言うが
目の色が違うような真剣勝負をマンチェスターUやリガ・デ・キトに
させるのにはまだまだ時間がかかりそう
世界のサッカーを見るのは楽しいけれど
一方日本の現実を再認識させられて辛い面があるのも正直なところだ
コメント
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