パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

子供の喧嘩

2008年12月28日 15時33分57秒 | Weblog
昨日は今年最後のサッカー練習日
担当の1.2年も家庭の行事があってか出席率もイマイチ
しかし残念なことに喧嘩は決まって発生する

たいがいは順番を抜かれたとか
きれいなボールの取り合いでとかで
些細なことから起こるのだが昨日も全く、そのパターン
ボールの取り合いから始まった
そんなものは順番で自分に回ってくるので冷静に考えれば
喧嘩にはならないと思うのだが
子供たちの中ではなかなかそうわけにはいかない

たまたましっかりボールを確保した子が
とれなかった子にちょっとばかり屈辱的な言葉をかけたのだから
普段はおとなしい子だった彼もカッとして
いきなり殴り掛かって、つかみ合いの殴り合いになった

その場面は練習をしていた他の子供たちにも少しばかりショックだった様で
いやーな重苦しい空気が流れた

互いに2.3発パンチが入った時点で
けりに入ったのでそこで仲裁に入った
まだこの世代では大人が真剣に怒ればカッカしていても
喧嘩はやめられる

ちょっと待て!喧嘩はいかんとは言わん(多少こんなこと言っていいかなと思いつつ)
頭にきたら我慢できない気持ちもわかる
だけど人を蹴ってはいけない
蹴っていいのはボールだけだ
なんでかと言うと、君たちの蹴りはサッカーをやっていないこと比べると
威力がありすぎるから相手に怪我をさせてしまうから
プロのボクサーは殴ると罪になってしまうのと同じで
威力がありすぎるから、、、

少々変な理屈だったが、その場はこの妙な理屈に
話がそれて
僕、空手やってたから強いよ、、
と誰か言いはじめて一気に喧嘩が治まってしまった

だがこの理屈を聞いているときの子供たちの表情は
それまでの喧嘩の荒々しい気配を嫌ってか
真面目なものだった
手応えとして言葉が子供たちの体に入っていくようにさえ感じられた

こんなことを毎週のように繰り返していると
不思議と言うか、大人とは違うな!と
つくづく思わざるを得ない

子供たちの喧嘩は、本当に後を引かない
さっきまで殴り合っていた子供たちがケラケラ笑って
一緒に何かしているなんてことはざらだ

子供たちは瞬間の感情をコントロールできない
いや、観察していると、この世代の子供たちは
それこそ感情で生きている
と言う気さえしてくる

だからこちらから怒られてもつむじを曲げると
てこでも動かない

本当に強情な子だな!
等と思っても一年前の何を言っても聞かない状態からは全然違う
確かに時間は経過して子供たちは成長している

4月当時のワガママばかりのモンスターたちが
こんなになってくるとは!

助かることに昨日も帰る時には
ほてった顔で満足げな表情に満ちていた

とりあえず今年はおしまい
こちらも楽しかったよ

子供たちにはよい年を!


コメント
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