橋本 治著 中公新書ラクレ
この本は大不況に対しての効率的なマニュアル本ではない
反対に「解決法は自分で考えなさい」
と結論づけている類いの本だ
だからといって無責任な態度ではなく
むしろ真摯な、当たり前と思っている事柄の
前提から考え直すきっかけを与えてくれる
それも誤解を恐れずに言いきっているので小気味いい
「損か得か?」「儲かるか?」
等の問いを発する前に、それが「良い事か、悪い事か?」を
考える事の必要性を暗に述べている
だからこの手の本は経営者と言われる人々に
多く読まれるべきだろうけれど
おそらく残念な事に、読まれる事はないのではないか?
一つには闘争心が削がれる
現実的でなく役に立たない
こうした議論がそもそも苦手
大体の理由はこんなところだろうけれど
しかしながら、この本の言わんとする事の多くは
多分社会的に力のない人々が何となく思っていることで
少しづつでもいずれ社会変化に現れそうな事だ
モノを持てば幸せになれる
経済成長が回復すれば幸せになれる
誰彼に負けない為には、、、
そうした1方向性だけの価値観は
どうやら人を幸福にはしない
人が人として暮らしていくには
何の役に立たないものの(文学、哲学、教養)必要性があり
この役に立たないものを読む事により
行間を読む力、強いては考える力がつく
だからこれからの自分で考えなければならない時代には
本を読まなければならない
と結論づけている
しかし残念ながらベストセラーにはならないだろうな
なってほしいのだけれど
この本は大不況に対しての効率的なマニュアル本ではない
反対に「解決法は自分で考えなさい」
と結論づけている類いの本だ
だからといって無責任な態度ではなく
むしろ真摯な、当たり前と思っている事柄の
前提から考え直すきっかけを与えてくれる
それも誤解を恐れずに言いきっているので小気味いい
「損か得か?」「儲かるか?」
等の問いを発する前に、それが「良い事か、悪い事か?」を
考える事の必要性を暗に述べている
だからこの手の本は経営者と言われる人々に
多く読まれるべきだろうけれど
おそらく残念な事に、読まれる事はないのではないか?
一つには闘争心が削がれる
現実的でなく役に立たない
こうした議論がそもそも苦手
大体の理由はこんなところだろうけれど
しかしながら、この本の言わんとする事の多くは
多分社会的に力のない人々が何となく思っていることで
少しづつでもいずれ社会変化に現れそうな事だ
モノを持てば幸せになれる
経済成長が回復すれば幸せになれる
誰彼に負けない為には、、、
そうした1方向性だけの価値観は
どうやら人を幸福にはしない
人が人として暮らしていくには
何の役に立たないものの(文学、哲学、教養)必要性があり
この役に立たないものを読む事により
行間を読む力、強いては考える力がつく
だからこれからの自分で考えなければならない時代には
本を読まなければならない
と結論づけている
しかし残念ながらベストセラーにはならないだろうな
なってほしいのだけれど