パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

経験とは身体についた記憶

2011年01月31日 11時46分29秒 | サッカー

オーストラリア戦後のインタビューで、今野選手は

まともにヘッドで競ったら勝てないのは分かったから

対応策を変えて体をぶつけて相手充分の状況を作らせない様にした

みたいな事を述べていた

 

また吉田選手はケーヒルの強さ、高さ、上手さを

経験した事の無いレベルで、さすがイングランドのプレミアリーグで

活躍している選手

と述べていた

 

オーストラリア戦で自分が感じた事

それはあのレベルの選手の、

あのくらいの体格の選手との闘いに慣れていないのではないか?

という事

だからヘディングに勝てないだけでなく、パスも長い脚に引っかかったり

どのくらいの間合いでパスすれば通るか

どうすれば相手の嫌がる事ができるか

そうした事が実際に体にしみ込んだ反応とはなっていなかったような気がする

 

これらは全て言葉で説明できる事柄だけど

実際に対峙して見るとやるでは大違い

結局は経験するしか解決方法は無いのだ

 

長友、本田、長谷部、香川がやっていけているのは

才能も勿論だが、彼らがそう言う環境に置かれたから

というのも大きいと思う

 

日本代表を強くする方法

親善試合ではなくガチンコのゲームを多くする事

そしていろんなパターンの闘いを経験させる事

(決してヒーローを作り上げたり持ち上げる事ではなく)

 

それができないならJリーグの闘いでも

優勝決定戦やダービー、降格決定戦みたいなゲームのテンションで

年間数試合は行う事

 

一言で経験と言うが

それは体にしみ込んだモノにしなくてはならない

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粘り強さは経験の賜物

2011年01月31日 11時10分43秒 | Weblog

中国人のアジア杯についてのブログが紹介されていたものを読んだ

(勿論、日本語)

その中で、我々中国人だったら負けている状況を

コツコツと黙々と最後まで頑張れるか?

我々なら失点したら誰かが悪い!といって責任転嫁する

等と書かれていた

 

そこで思い出したのはドイツの選手の事

少なくとも自分はドイツ選手のメンタリティを尊敬すべきものだと思っていた

あのワールドカップスペイン大会でのフランスとの準決勝

延長になって2点ビハインド

しかし、彼らは黙々と今自分にできる事をやり続け

結局追いついてしまった

この時の印象は強烈でドイツ人は凄い!と思ったのだが、、

 

この同じような印象を中国人は我々日本代表に感じているらしい

確かに今回の代表は負けている状況でも

いい意味でカッカせずに勇気を持って闘い続けた

しかし、それは今回の代表だけモものか?

と言えば、多分今後そうではなくなると思う

 

つまり、この事は経験によるものという事

 

例えば我々のレベルでの小学生のサッカーでも試合慣れしていないと

最初の失点でパニックになる事が多いが

慣れたチームは失点なんてよくある事

要はどうやって自分たちのパフォーマンスを高めていくか

と冷静に闘っていけている

 

得点が入った瞬間

それは闘っている両者に一種の熱気をもたらす

確かにゲームが動き出すのは事実

だが今まではその熱気が感情に依存し過ぎていた

(顔つきをみても夢中になっているのが見て取れた

そして問題なのは、テレビがこうした選手を良い事だと評価しがちな事)

それが今回はキチンと現実を踏まえてできる事をしよう!

に変わったようだ

 

日本には経験が足りない!

と昔言われたが、経験とは実はこう言った事をさすのだろう

 

そんな事は頭で考えれば当たり前かもしれないが

感情をコントロールして、しかも熱くプレー

これは実施できる様になるには時間がかかるという事だ

 

韓国の粘り強さ、執念も実は精神論だけでなく

頑張ればいい事が起きるということが実際に度々起こって

それが体に精神に刻み込まれた経験となったに違いない

 

頭では簡単に、最後まで諦めない気持ちを持ち続けよ!

と言えるけれど

それを克服するメンタリティーになるには

実は時間を要するという事だ

 

だからこの経験を身につける時間の短縮ができればいいのだが、、

 

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