パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

「ソーシャル・ネットワーク」を見て

2011年01月25日 20時27分57秒 | 見てきた、聴いてきた(展示会・映画と音楽)

評判通りの早口のハイテンションに終始する映画だった

しかしその早口が妙な熱気、事業創成期のカオスを感じさせて

興味深く最後まで飽きる事はなかった

 

映画の感想を述べる時、話の良し悪し、生き方にコメントするのか

それとも演じられたパフォーマンス、カット、セットについて

語るのか難しいところだが、自分に興味があったのは映画上の事ではなく、

Facebookができる過程、いきさつ、アイデア

 

その意味からすれば見終わって直ぐに思い出した言葉が

「よそ者、若者、馬鹿者」の言葉

何かを変えたり新しい事を起こすのはこのパターンの人間と言われるが

ここでもそれは成り立った

才能のある人間はどこか人間性に欠ける傾向があるようだけれど

ここで登場するのは若者、馬鹿者に該当する創業者たち

 

しかし、比較的ノーマルな感情の持ち主の賢い兄弟は

結局八方破れで突っ走る男に振り回されて

せっかくのチャンスを逃してしまう

 

そして最終的には何が正しくて何が正しくないか

全て結果オーライで、

出来上がった世界の影響力がそれらの議論を無力化させている

 

多分、我が国でもインターネットが騒がれだした頃は

こんな感じで訳も分からない熱気に溢れていた事だろう

 

これは事実を踏まえた上でもフィクションと断り書きがあって

まるっきりその通りとは思わないが

それでも何度も繰り返すが、妙な熱気はリアリティがあった

 

が、心に残るものは、、、あったかな?

今風の話題

心地よいテンポの運び

エピソード満載のストーリー

残念ながらこの映画がずっと記憶に残るかどうかは怪しい

それは自分の年齢による記憶力の低下もあるけれど

 

コメント
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