パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

拡大解釈

2013年11月05日 19時14分02秒 | あれこれ考えること
「てにをは」の適正使用、及び作文能力
その作文にはどんな可能性が組み込まれているか
それを想像力を駆使して注意深く監視していかないと
新しく出来そうな法律は危なっかしい

つまり秘密保護法案のこと
ひと通り読んだだけでは国を守るため
当然のことのように思えたりする
ところが、読む人が読むと
(隠れた意図を推理する力のある人が読むと)
結構拡大解釈が可能なようで、
一旦拡大解釈の例が出来てしまえば
後は前例主義に則って続けていってしまうだけになってしまう

復興予算の使い道にしたって
法律文のある箇所を拡大解釈をすれば
なんだって使えるようなことになっていた
そこには被災地の復興に使うといった常識は存在せず
法律違反していないと言い切ってしまう官僚や政治屋が幅をきかしている
(そこに後ろめたい気持ちは感じないらしい)

そもそも法律文は拡大解釈への想像力を持たないことには
役に立たないのかもしれない

補助金の申請書類などは真面目なものはさておき
残りはこじつけ・拡大解釈のオンパレードなんてことは少なくない

そもそも法律は作文の際に拡大解釈を前提にして
書かれているのかもしれない
その行間を読み解けるのは同じ仲間内だけ

だから良心的な官僚・政治家だった人にできる限りの拡大解釈の
危険性を提示してもらわないと
いつの間にか懲りたはずの過ちを繰り返すことになってしまう

知らず知らずのうちに
これが一番怖い
ナチスもヒットラーが出てきた時は
自分らでコントロールできると感じていた国民が多くいたらしい
それがいつの間にか、、

日本人の「右向け右」が国民全体に広がってしまう傾向
(否定はしづらい雰囲気も充満して)
これは個々で勝手なことを言ってるより始末におえないかもしれない

とりあえず、96条の改正・秘密保護法案の隠れた意図・拡大解釈の可能性は
ちゃんと見守っていかないと未来に責任を持つことにならないかもしれない
コメント
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