パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

本田は途中からチャンスメイク?

2014年10月10日 21時42分30秒 | サッカー
日本1-0ジャマイカ

アギーレ体制になって初めて勝ちを狙える対戦相手ジャマイカ
先発は西川がやっとスタメンでゴールを守ることに
川島は先回のキャッチミスが痛い
これで正キーパーの座は変わるかもしれない
長友、森重、塩谷、酒井豪のDF
細貝、柴崎、香川のMF
武藤、岡崎、本田のFW
なかなか新鮮な組み合わせ
岡崎と本田がリーグ戦で好調なだけに
チームと同じポジションは期待できる

さて香川が機能するかが問題だったが

圧倒されたのは岡崎の運動量と得点の可能性
得点に徹する発言をしていたもののいつものように
下まで下がっての守備も時々
そして得点の臭がするポジションにいつもいる
(ひたむきに走りこんでいたり、ボールを要求したり)
なるほどドイツでもゴールを量産するのも分かる
本田も同じように好調をキープ
体の強さを活かしたキープ力は復活
そしてセンスのいいパスが随所に
FKも惜しかった

香川は得意でないサイドでどうかと思ったが
このレベルの相手では特に不満はない感じ
ただ結果が欲しかった

ポジションチェンジを繰り返していたが
気になったのは試合の途中から先祖返りみたいに
本田がチャンスメイク役になりつつあったこと
香川も以前のプレーをしていたような、、、
なかなか新しいシステムには対応できないということか

長友はイマイチ
今期スタメンを外されたりしてるのが分かる
着実な進歩するタイプなので意外な感じ

森重は途中怖いパスミスがあったがまずまず
酒井はパスミスが多すぎる
慌てないでいい時はしっかり繋げなきゃ

柴崎は安定してるけどまだ存在感が薄い
細貝は役目が地味だけに特に目立つことはないが
役割は果たせている感じ

武藤は勢いそのまま
いいところに走りこんでいるし
いいシュートも撃てている
決めたかったな

塩谷は案外拾い物、今後も試してみるべき

途中から交代は岡崎から小林
武藤から柿谷
長友から大田
香川から田口(ほとんど試合終了前)

小林は最初ボールに触れなくて可愛そうだった
終わり頃大田からのボールに反応したが
本人はもう少しゲームに関与したかっただろうな

柿谷はボールタッチ、キレは確かに
このレベルでも際立つところがある
しかしそれが有効に生かされているかどうかは疑問
大きな才能だけに自ら気づいて大化けすることをに望むが

ということで、今日の試合はまずまず
本田はGKと1対1になったあのビッグチャンスを決めなきゃ

繰り返すが今日は途中から先祖返りのゲーム
それでもいろんな選手にチャンスを与えられているので
見る方も興味深い

塩谷はこれからも呼んで欲しいな
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ドイツへの憧れ

2014年10月10日 10時37分46秒 | 徒然なるままに
今日は休み
もっとも毎日が日曜日みたいなものだが、、

昨年ドイツを再訪して
一昨日パルジファルを新国立劇場で鑑賞して
益々ドイツへの憧れが強くなっていくのを感じる

ヘッセが言うような人生を振り返ってもいい世代に
なってきたので何故こんなにドイツに憧れてしまうのか
考えてみた

「YOUはなにしに日本へ」と言う番組がある
そこでは日本に来た外国人に何故日本に来たのかを
インタビューしているが、ほんと百人百様
仕事だけでなく、日本に憧れをもって飛び出した人も多くいる

昔の自分もそういった中の一人で
日本を飛び出した方
訳の分からない衝動に突き動かされて
無目的にただドイツに向かった

しかし何故ドイツか
音楽の存在が大きい
ベートーヴェン、バッハ、ヴァーグナー、ブルックナー、ブラームス
その人達がいたからは否定しないが、自分は音楽関係の人間でもなく
どうもそれよりはドイツから連想するイメージが大きい

ドイツは内省的で小説もなにか大きな出来事、社会との戦いと言うよりは
教養小説的な個人の内面を見つめたものが多い
(ヘッセ、ゲーテ)
音楽もそういったことを感じさせる
イタリアの光と影がはっきりした輪郭線のくっきりした音楽ではなく
またロシアのような感情に任せたり、本能の赴くままの大音量に身を任せたり
フランスのようにこじゃれたセンス、ニュアンスの違いを見つけて喜ぶのでもなく
ただ神秘的な音の中で瞑想するイメージ
そしてそれが構成的に理にかなっており、まるで学者と芸術家が共存するような感じ

ヘッセのガラス玉演戯は、まさにこの様な理の人と芸術家が共存する人を扱っている
(そしてそれが普通の社会に役立つのかも問われている)
この両者が共存するようなドイツの社会
むかしバイロイトで音楽祭の最中、公演のない日、あるいは午前中
トリスタンのアナリーゼと演出についての講演があった
そこに登場した人がメガネを掛けたいかにも学者風の人
しかし彼はピアノに向かって音楽に陶酔する素振りで講演を続ける
この時の学者と芸術家が共存しているようなイメージが
今も心に残っていてそれがドイツのイメージにつながっている

ドイツは極めて現実的な理に支配される面と
憧れとかロマンとか、なにか目に見えないものにも
本音のところで突き動かされているような気がしてならない
そしてそれこそが自分がドイツに惹かれる理由

ドイツでも列車の旅は本当に日本人にとっては幻想的でもある
日常の生活の中に、まるで夢の様な風景が当たり前のように存在する
彼らドイツ人は気づかずに毎日このような風景を目にする
だから知らず知らずその風景に馴染んだ発想をするようになる

若い感受性の強い時期にドイツに行った
というのは今もドイツに惹かれる理由の一つだが
その若い時期にドイツに行かせたものこそが
今もドイツに惹かれる理由の最たるもの

多分それは憧れといったようなもの
形ではなく、ただ本当にあるのか無いのかわからないようなもの
それが他の国ではなくドイツに向かったのは
単なる偶然かも知れないが、、、

もう一度ドイツへ
現在旅の計画を相談しているが(家族には内緒)
半分以上は行く気になっている
多分この衝動は抑えられないだろう

今度はもう少しドイツ語を勉強しておかなくては!

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