パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

とりとめもない連想

2015年01月09日 20時15分28秒 | 徒然なるままに

先日読み終えた「幻影(イメジ)の時代」
ダニエルJ・ブーアスティン著 星野郁美・後藤和彦/訳
かなり面白かった 

本を読んで充実した感じを得るのは
新しいことを吸収できる時と
今までモヤモヤしていたことを
スッキリと手際よく解説される時

この本は後者の方
そうだそうだと思いながら読み終えた

現在は擬似のイベントに囲まれて
幻影(イメジ)の中から全てを判断せざるを得ない
環境になっていて、残念ながらそれすらも気がついていない

しかし、この手の話はなにかに似ているとフト考えてしまった
「色即是色 空即是色」
この解釈に似ていないか
いやいやショーペンハウエルの「意志と表象の世界」
にも似ているかもしれない 

もっともどちらも読み終えたわけでもないし
理解しているわけでもないから
単なる思いつきなのだが、、、

それでも、同じように感じている人はいるということは
なんとなく実感できた

最近読んでいるのが「フルトヴェングラーの遺言」
野口 剛夫著
この本にはフルトヴェングラーの言葉からインスパイアされた
野口氏の思いが吐露されている 
真面目なロマンティックな芸術至上主義的な
これも小林秀雄の「美を求める心」を不意に思い出してしまった

内容は一致するところは無いが
感性はどこか似ている気がする

本は読んでいる最中に不意に次に読む本を探してしまうことがある
そこで本棚から引っ張りだしたのはベルクソン
しかし、読むには大変すぎるか、、、
本当はピケティの「21世紀の資本」も読まなきゃと思いつつ
少しばかり体力・気力不足と老眼がしんどそう

本は読んでも自信を持って覚えていない
ということができるが
それでも何か役に立っているに違いない
と言う感覚があるのは何故なんだろう
そう思いたいだけか、、、 

コメント
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