昨日アルヴォ・ペルトの曲を紹介したので、もう一つ聴きやすい曲を!
これは時としてアンコールに使われるかも(長すぎるかな?)
鏡の中の鏡 (アルヴォ・ペルト)
この曲を思い出したらメシアンの「世の終わりのための四重奏曲」のなかの
チェロが活躍する楽章を連想した
このあたりの現代曲は緊張感を強いられるものではなく、まあまあ聴きやすい
でも聴く人がいない(?)現代音楽
昔、ラトルの演奏会のアンコールにヴェーベルンのものすごい短い曲をやったが
(曲は忘れた!)
その時は、これもあり!と言った印象で、それなりの美みたいなものは感じられた
しかし、録音されたもので聴くのはしんどい
感情表現としての音楽は、現在の複雑な社会を反映している面では
難解な現代曲のほうがバロックやロマン派よりは優る
聴きやすい(?)バーバーの弦楽のためのアダージョだって
バロック時代の人が聴いたら聞きにくい音楽として扱われるかもしれない
言葉ではなく感情に直接働きかける音楽は、これからの人の精神状態を
いち早く表現しているのかもしれない
とすると、やっぱり現代人はストレスの多い
複雑な時代に生きているのだと、(音楽を聴いて)つくづく思ったりする