パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

江戸時代の奥三河の事件

2016年10月12日 18時36分26秒 | 徒然なるままに

今朝の中日新聞に興味深い記事があった(画像クリックで別ページに飛びます)

 これはいつもの市政絡みではなく、単純に面白い
記事には、江戸時代、1832年から37年にかけて「議定論騒動」と呼ばれる農民と
商人の争いがあった 。そこで双方とも江戸に出向き勘定奉行の裁きを受けるまで
争議は拡大したとある

きっかけは天保の大飢饉のときに、農民は米がとれないのでコウゾや串柿、たばこを商人に
販売し、その代金で年貢を納めていた。
ところが農民はある書類を手に入れた。それは商人が農作物の買い取りのルールを決めた「議定書」
農民は商人が結託して農民を苦しめていると憤慨し、5年にも及ぶ争議が勃発したのだそうだ

この騒動の顛末を日記に残したものがあったが、戦後所在不明となっていた
それがこの度見つかったというのだ 
ロマンというには生々しい話だが、こういった欲絡みの話はリアリティがあって面白い
商人たちは今で言う「カルテル」を結んだということなのだろう 

そして、この話の現代的なこと
呆れるくらい人間というのはいつの時代も同じことを行っている
こうした例は、あまりにも多すぎて人間の本姓ではないかとさえ思ってしまう

江戸時代のこの地方の裁判沙汰は作手と矢部(だったかな、違うかもしれない )の
境界線についての争いがあり、それを大岡越前が裁いたという話を聞いた記憶がある
江戸時代なんて昔の話と思っていたが、案外身近なところにあったりするものだ

この日記、誰か現代文に書き起こして本にしてくれないかな
是非読んでみたい
 

 

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不思議な光景、よくある光景

2016年10月12日 10時29分27秒 | サッカー

昨日のオーストラリアとのワールドカップ予選
前半はリアルタイムで見られたが、後半は同時刻にある行事があって
見たのは結果がわかってからの録画

前半は原口のゴールで1-0でリードしていた
日本も以前のピーク時と比べてだいぶ落ちている感じはするが
前半を見た限りではオーストラリアに逆転する力は無いような印象

日本はオーストラリアと相性が悪いと言うが、最近の試合はずっと引き分け
オーストラリアも日本との相性は良くないと思っているかもしれない
自分的にはアラブのチームとの戦いのほうが日本はやりにくそうな気がしてならない
オーストラリアがパスを繋いで来るチームになった分
そういうチームに対するなれが日本にはあるようで
身長差を活かした攻撃をされる方が怖かった

ところで後半から見た録画
何故か画面にいつまでたっても白い鳥の姿があった
ピッチ内もピッチの外も飛んでみたり歩いてみたり
邪魔になるから何処かに姿を消すのが普通ではないか
とも思うが鳥くんたちの考えはどうも違うらしい
どうしてもあの場所を離れたくない切実な理由があるのだろうか
まさか、サッカー見物をしてる、、、なんてことは絶対ないだろうが、、

このあたりは鳥の生態に詳しい人に聞いてみたいところ

ところで試合は後半早々 PKでオーストラリアが得点
このPKのきっかけを作ったのが日本の先制点を叩き出した原口のファール
これは鳥くんの光景とは違って、割合ありそうな光景
試合で頑張っている人が、何故か肝心なところで決定的なミスをする、、
このパターンだ
確かにあのシーンでは原口はあそこまでやらなくても良かった
かも知れないが、あの頑張り気持ちが得点にもつながっていたから
一概に悪いとは言えない

世の中には派手な浮き沈みの激しい人生を送る人がいる
長嶋さんのデビュー戦の4打席4三振と、その後の活躍はそうした例で
こういう星の下に生まれた人は活躍を約束された人物の一人かもしれない

試合内容とは関係ない話になってしまったが
日本はかつてのようにアジアの中では強いチーム(負けないチーム)
ではなくなっているのは事実だ 

 


 

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