今朝の中日新聞に興味深い記事があった(画像クリックで別ページに飛びます)
これはいつもの市政絡みではなく、単純に面白い
記事には、江戸時代、1832年から37年にかけて「議定論騒動」と呼ばれる農民と
商人の争いがあった 。そこで双方とも江戸に出向き勘定奉行の裁きを受けるまで
争議は拡大したとある
きっかけは天保の大飢饉のときに、農民は米がとれないのでコウゾや串柿、たばこを商人に
販売し、その代金で年貢を納めていた。
ところが農民はある書類を手に入れた。それは商人が農作物の買い取りのルールを決めた「議定書」
農民は商人が結託して農民を苦しめていると憤慨し、5年にも及ぶ争議が勃発したのだそうだ
この騒動の顛末を日記に残したものがあったが、戦後所在不明となっていた
それがこの度見つかったというのだ
ロマンというには生々しい話だが、こういった欲絡みの話はリアリティがあって面白い
商人たちは今で言う「カルテル」を結んだということなのだろう
そして、この話の現代的なこと
呆れるくらい人間というのはいつの時代も同じことを行っている
こうした例は、あまりにも多すぎて人間の本姓ではないかとさえ思ってしまう
江戸時代のこの地方の裁判沙汰は作手と矢部(だったかな、違うかもしれない )の
境界線についての争いがあり、それを大岡越前が裁いたという話を聞いた記憶がある
江戸時代なんて昔の話と思っていたが、案外身近なところにあったりするものだ
この日記、誰か現代文に書き起こして本にしてくれないかな
是非読んでみたい