明治維新150年ということではないが、この本をアマゾンで手に入れた
まだ最初の徳川幕府の官僚制の成り立ちの部分だが
これがとてもおもしろい
先日無理やり最後のページまで達したマックス・ウェーバーの「権力と支配」を
彷彿とさせる部分がふんだんにある
江戸幕府は「天下人」というカリスマとそれを支える「出頭人」と呼ばれる側近が運営していたが
その側近も将軍の世代交代の際入れ替わることが多くなる
この出頭人の個人の資質に頼る政治は不安定なので、試行錯誤をしながら官僚システムを完成していくのだが
それがとても必然の流れで、すんなり頭に入っていく(直ぐ忘れるが)
システムが完成するのには60年ほどかかっているみたい
結局のところ国を統治するのは官僚システムが必要となるが、遅れていると思われた江戸幕府は
決して遅れていたということはなかったどころか、傑出した官僚を生み出しており
それがために200年以上も際立った戦いのない世界を作り出している
この本は後半の明治維新時代に、幕府のノンキャリがいかに働いたかという点が焦点らしいが
まだそこまで読めていないが、この分では後半も楽しめそう
問題は名前が覚えられないのと、直ぐ忘れてしまうこと、、
でも、ま、いいか
本は一冊で3つくらい得るものがあればいいと言われるし、、、