安倍さんが辞任を表明して、マスコミ各社は次の総理が誰になるかを
競う間柄の割には同じような情報を提供している
東京にいてこの報道を目にしたり耳にするのと、田舎のこの地区で
見聞きするのとはリアリティが全く違うが、わずかな情報の中で
田舎者の思うことといえば、、、
安倍さんがマスコミの重鎮たちと会食をして、メディアの姿勢として
それはどうなんだ!との声があがっていた
イギリスでは全く考えられない状況らしい
同じ釜の飯を食うと、仲間には優しくなってしまいそうなのはありそうなことで
その職業とか立場にいる人は基本的にはストイックに自分を律するべきと思うが
みんなで渡れば怖くない、、を地で行くようなマスコミの姿はちょいと情けない
安倍さんの動向は流石によく報じられていた
マスコミに限らず、誰と誰とあって食事をしたとか、、
そこで実感したのは彼は「焼き肉」が好きなんだろうな、、ということ
焼き肉以外にも食べていただろうが、記憶に残っているのは「焼き肉」
とにかくこのメニューはよく目にした
だが、安倍さんの辞任に至る原因となったのは潰瘍性大腸炎
一般的にこの病気には焼き肉のような脂肪が多いものは良くないとされている
普段から健康に気を配っているのなら、この頻度の焼き肉は少し違和感を覚える
これはあるメディアも気づいたようで、焼き肉を食べまくる安倍さんは
本当に潰瘍性大腸炎なのかとの疑問も呈している
(でもこの報道は絶対大きくは取り扱われない、きっと)
総理大臣の健康については国家秘密だから、野党が要求するように総理自ら自分の
健康について話すのは国にとって利のあることではない、、と政府関係者とか
安倍さん応援団は口にする
しかし、この安倍さんの健康不安説をマスコミにひっそりと伝えたのは
どうやら政権に近い人だったらしい
これが本当ならば、何がなんだかわからなくなる
そして、もしかしてメディアは良いように利用されているのではないのか
との不安も覚えてしまう
安倍さんの時代の総括はいずれ行われるだろうが、明らかに異常なのはメディアとの関係だと思う
上に挙げたマスコミ幹部との会食や、一気に順位を下げた報道の自由度の世界ランク
また原稿を読むだけの記者会見、それに先日取り上げた極端に偏った雑誌の存在
こうしたことに不安を覚えるので、「太平洋戦争と新聞」「戦争と新聞」などの本を読んで
メディアの先の戦争への関わり合いを調べるようにもなった
すると、メディア自身が戦争への気持ちの醸成にも加担したことがわかった
もちろん腹をくくって、戦争反対を唱えた人やあるべき姿を人として訴えた言論人はいた
だが結果的にメディアは戦争ストップの役割を果たさなかった
過去の反省を踏まえるならば、メディアはどうあるべきかはメディアの業界の人々が
真剣に自問するのが必要と思われるが、何故かそうはなっていない
メディアは「どうして何故?」と思わないだろうと感じることがある
メディアの調査によれば、森友・加計学園、サクラ(その他いろいろ)についての
安倍さんの説明は不十分であると考える人が圧倒的に多いと報告されている
だが内閣支持率は、その数字を全く反映していない
この結果に「何故そういうことになるのか?」
と思わないのだろうか
思ったとして、納得できる説明や解釈ができるのだろうか
個別に反対な不満があっても現状のままが良い、、
と考えるのが日本人とでもいうのだろうか
仮にそうだとしたら、「菊と刀」とか「日本人とユダヤ人」のような
日本人論が今も新しく出てきて良さそうな気がするが、、
結局のところ、もしかして大衆は何も考えていない
しかし選挙権だけはある、、という状態になっているのではないか
とまあ、田舎にいても、ついつい愚痴りたくなることはどんどん出てくる
情けない、、、