夏の食べ物といえば、無条件に思い出すのがスイカとかき氷
この2つはマドレーヌを食べた人が昔を思い出すように
自分も決まってあるシーンを思い出す
子どもの頃の夏休みの一日、自分たち兄弟は昼寝をした
その時間はうるさい子どもたちが音無しの構えなので
母は唯一ホッとできる時間だったかもしれない
頬に畳のあとを残して目覚めた僕らを待っていたのはスイカだった
当然の権利のように自分たちは縁側に座って、スイカを食べた
そしてその種を遠くに飛ばす競争をした
このような風景は先日中日新聞の投書欄でも紹介されていたが
どこでも見られた風景で、我が家も例外ではなかった
かき氷は友達と川に遊びに行った帰りに寄った店を思い出す
センジもイチゴも1杯10円で
イチゴは舌を真っ赤にしながら、頭が痛くなる、、などと言いながら
食べたものだった
そして今は無くなってしまったその店だが、記憶の中では薄暗い部屋のなかで
食べているシーンだけは妙なリアリティを持って現れる
先日、この地区でかき氷で有名な店に行った
注文したのはこの店オリジナルのメニュー
当然のことながら10円どころではない
かき氷も高いものになってしまったな、、、
最近はどこに行ってもそう思う
単価の安い商品では商売はやっていけないのはわかるが
昔の10円の気楽さは、今の子どもたちにとっても必要な気がする
ところでこのかき氷の評価は、、、
可もなく不可もなし
ただ最後の方は多すぎてちょいとつらかったな、、という感じ
そういえばこれが今年初めてのかき氷だった