再読しようと思いついて思い出しながら読んでいるのが
シュンペーターの「資本主義、社会主義、民主主義」
この人は実際に政治・経済の現場に携わった人で、抽象的な概念に振り回されることはなく
実感を込めて話が進められているので思いのほかわかりやすい
カラオケに行くと、他人の歌を聞いているより次に自分が何を歌うか
曲探しに忙しいことがあるが、今はそんな状態だ
次にどんな本を読むかが頭に浮かんで仕方ない
候補にあがって同時進行で読み初めたのがハンナ・アーレントの「責任と判断」
この本は付箋がつけてあったので、とりあえずそこから読むことにした
流石に付箋のある部分は面白い
だがそこだけでは内容の把握は困難なので、少し前のページから読むことになる
残念なのは付箋の部分をあまり覚えていないことだが
それにいちいち落ちこんでいては仕方ない
再読の本が思いのほか面白かったので、次はと、つい気が急いてしまうが
面白かったという記憶があったこの本が候補にあがる
これは大学の講義をまとめたもので、「監獄の誕生」よりも思考の過程がわかり
理解しやすい
これを読み終えた時、面白かったのでこのシリーズを続けて読もうとしたら
この本はそれほど在庫がなくて、中古があっても高価な金額になっていた
残念ながら市の図書館にはない
とまあ、こうして挙げてみると変な本に今は興味が向かっているかもしれない
硬い本ばっかりなので、物語を欲する気持ちも少し湧いてきている
アマゾンでほしいものリストに登録したのは
ヨン・フォッセの「三部作【トリロギーエン】」と「朝と夕」
なにやら幻想的な物語らしい
だが、この候補も一般的ではないかもしれない
よく「人は食べたものでできている」と言われるが
「人は読んだものでできている」というのもありだと思う