パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

蒸し暑い夏は懲り懲り

2023年08月21日 09時04分13秒 | 徒然なるままに

昨晩は蒸し暑かった
エアコンをつけないでも寝られるのが
我が家の1階のいいとこだが
流石に昨日はちょいとばかしお世話になった

寝付いたと思った頃、雨の音がして目が覚めた
雨は結構な勢いだ
そのうち雷の音もする
遠くで鳴っているなんて感じではなく、すぐ近くのようだ

ピカッと光ったと同時にすごい音
やばい、、近い
次に光ったあと時間を数えた
1.2、、、多く数えないうちにまたもや大きな音
音速は秒速340メートル?
冗談ではなく近い
「パソコン大丈夫?」
心配性の人が聞く
「大丈夫」
根拠はないが、そう答える

そのうちいつものように寝付いた

「昨日は雷がすごかったね」
「えっ、雨が強く降ってたのは知ってたけど、雷なった?」
「パソコンのこと心配してたじゃん」
「そうだった?」

時々ありそうな会話が続く

今朝は雨の湿気が地面から立ち上がってとても蒸し暑い
今年の夏は本当に暑い
暑すぎると蚊も活躍しないらしい
そう言えば、蚊に食われたという記憶があまりないし
電気式の蚊取り線香は一度も使っていない

夏はかなわんなぁ
早く夏が過ぎてほしい

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第32回 新城薪能

2023年08月20日 09時35分43秒 | 新城・地元に関すること

その世界に入り込むのに一苦労するのが馴染みのない能の世界
テンポ感も言葉も普段と全く違う
他の人は楽しめているのだろうか?
と余分なことを思ったのが、昨日新城文化会館で行われた
第32回新城薪能

お能は新城駅の近くの冨永神社のお祭で、地区の人々によって夜に演じられるのを
時々見ているが(冨永神社には能舞台がある)
暗闇と虫の声が聞こえる中での訳の分からない物語を味わうのは結構趣がある

自分が好きなのは、鋭い笛の音と叩き方によって音色が変わる鼓だ
西洋の一定のリズムによるものではなくて、どこか即興を思わせる音楽
そして時に掛け声のように他人数で歌われる歌い(なんというのかわからない?)

何かしら不思議な熱気を感じるものだが、昨日もそれを感じに出かけた

会場は小ホール、観客は8割ほど埋まっていて、想像したよりは多かった

途中から見始めたせいで、この世界感になれるまで苦労した
小さな女の子が何かを語ったあと踊る
そんなのが数回続けられて、踊りては徐々に年齢を重ねた人になっていく
なるほど、年齢を重ねるというのは味が出るものだ、、
と幼い踊りを見たあとは、そんな気が自然と湧いてくる

プログラムは

狂言はその世界に入るのにはさほど苦労しない
上演される前に放送で大枠のストーリーが紹介される
候文的な古い言葉でストーリーは展開していくが、意味が聞き取れないことはない

「末広がり」は、それが何であるかを知らない太郎冠者が主人に頼まれて
京まで出かけて購入してくることになった
しかし、京には末広がりが何であるかを知らない田舎者を騙す悪いやつがいて
傘(からかさ)を「末広がり」といって売りつける
この悪い商人役を演じていたのが知ってる人で、数年前には祭りの前に
セリフを覚えるのが大変だ、、とこぼしていたから少し心配しながら見ていたが
今回は多分大丈夫だった

無事任務を終えたと思った太郎冠者だが、主人からは傘(からかさ)は「末広がり」
ではないと叱責される
困ったのは太郎冠者だが、あの悪い商人は傘と一緒に伝えたものがあった
それは人というのは気分次第のところがあるから
機嫌の悪い人をなだめる方法を伝えていたのだった
その機嫌直しの仕草に主人は負けて、大笑い  
めでたしめでたしと言った内容だ
(なんかこういた話を肯定的に受け入れている人々は余裕があるなと感じる)

お能というのは、能と狂言と踊りとかを順番に演じるもので
寄席が落語、色物と混ぜて行われるのに似ている
だが一番のメインは能だ

この日の能のプログラムは「小鍛冶」
刀を作ることを天皇から命じられた人が、氏神の稲荷様に祈祷したところ
稲荷明神の御神体が精霊として現れ一緒に刀を作り上げ
草薙の剣並みのものができたという山も谷も無いような話だ

笛と鼓はいつものように楽しめたが、大勢で歌っている内容が分からない
これが分かればもう少し楽しめそうと思うと
舞台の横かどこかに、現代文に直した語りの内容をディスプレイで
現したら良いのではないか、、と思ったりした
(オペラの日本語訳がディスプレイで表されるように)

ということで、非日常の経験をちょっとだけ感じた一日だった
入場者アンケートに、現代語訳のディスプレイ表示を利用したらどうか
との提案を気づいたのは、アンケート用紙を提出した後だった

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47年前の今日、僕はバイロイトにいて、、、

2023年08月19日 09時42分14秒 | 見てきた、聴いてきた(展示会・映画と音楽)

初めて見た(聴いた)オペラ(楽劇)がバイロイト祝祭歌劇場での
「トリスタンとイゾルデ」だったのは極めて特異な例だろう

47年前の今日、8月19日、自分は当時西ドイツのバイロイトにいた
そして世界中のワグネリアンが集まる祝祭歌劇場で
「トリスタンとイゾルデ」は始まるのを待っていた

その入場チケットが上の写真の一番右側で、62マルクだったが
えらく安っぽいチケットだ

チケットが手に入ったのは偶然で、あるおばあさんのおかげだ
チケットがない僕等は「ズーへ・カルテ」と書いた紙を持って
祝祭歌劇場の前に並んでいた

そこで知り合った学生さんのアルバイトの女性

彼女らは演奏が始まると劇場内にいて、「愛の死」で終わる頃には涙を流していた

自分は何から何まで初めてなので、全身で音楽を感じようとした
日本での公演のように字幕が出るわけではないので、ストーリーは想像の世界だ
もっとも、事前に大枠の内容は予習していたが、それでも大半の会話はわからない

でも良かったのは一幕の毒薬ではなくて惚れ薬のお酒をお互い飲んだ場面
あのトリスタンとイゾルデのメロディが、ハープとヴァイオリンで奏された時は
なんと効果的なのだろう、、と実感した
その前の運命のモチーフで緊張感を煽る場面も言葉は分からないがドキドキしながら聴いた

二幕はなんと言っても愛の二重唱の場面が印象的
特にブランゲーネの警告は一度聴いただけで心に残った

三幕は暗くて沈鬱な前奏曲とそれに続くイングリッシュホルンの独奏が
トリスタンの心情を表現、(この部分は一幕の前奏曲よりも好きかも)

この「トリスタンとイゾルデ」のあと、翌日の「パルジファル」と
もう一度「トリスタンとイゾルデ」を体験することになった

今は昔の思い出だが、これはとてもいい経験だったと思っている
形として何かが残っているわけでないが、
自分の脳内にははっきりと記憶として残っている

祝祭歌劇場でチケット探しに勤しんで時、指揮者のホルスト・シュタインが近くを
通ったのでノートにサインをしてもらった


バイロイト祝祭劇場では幕間の時間にテラスでファンファーレが演奏される
これがとても雰囲気があって良い

バイロイト音楽祭は今も相変わらずチケット入手が難しいようだ
少し前まではもう一度行ってみたいと思っていたが
それができる時間もなくなりつつある

人は自分の過去を正当化しないと辛い
あの時の自分は今の自分と同じだろうか
今は、経験を積んでもう少し良い人間になっているのだろうか

過去を振り返っているばっかしでは生産的ではないが
過去を振り返る時間は、とても大事と感じるこの頃


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「百夜 小説小野小町」

2023年08月18日 09時19分56秒 | 

訳あって本を読む気分になれないでいたが
今やっと今年30冊目の本を読んだ
「百夜 小説小野小町」髙樹のぶ子

少し前、同じ作家の「業平 小説在原業平」を読んで
感動したわけではなかったがそれなりに面白かったので
同時代の人物のこれを今度は図書館からではなく購入して読んだ
(図書館にはなかった)

● 思ひつつ寝(ぬ)ればや人の見えつらむ夢としりせば覚めざらましを
この歌が一番最初のページに書かれている

小野小町といえば百人一首の
●花の色は移りにけりないたづらに わが身世にふるながめせし間に
が有名だが、こちらの方が(夢と知りせば)心情的に納得できる

小説でフィクションだからどこまでが本当でどこが虚構かわからない
だが大体の大きな時代の流れはわかる
ところが大学受験に自分は日本史をとっていたが
この時代の事件やら政変のことを殆ど知らない事実にぶち当たった

在原業平のときもそうだったが、平城天皇と嵯峨天皇のあたりのゴタゴタ
橘逸勢とか藤原四家の権力闘争などなどは記憶になく
ウキペディアで知識を補うしか手はなかった

小野篁は地獄の閻魔様と話をすることができる人間とされていて
それはなんとなく知っていたが、この小説では小野小町の父という設定だった

そして、小野小町の恋人は僧正遍昭で彼は天皇の付き人(良岑宗貞で)
その天皇が小野小町に懸想した旨の伝言の役割を担っていた
ところが、「トリスタンとイゾルデ」と同じように
当人同士の感情が高まって「月と雲」と名乗って一日だけ濃密な時間を過ごす
この部分はホンの少しの描写だが、肌の触れ合いをも感じさせる印象に残る

この本を読んでいて確認の為引っ張り出したのが「百人一首解剖図鑑」

小説に登場した人物がどんな人だったのか、、を確認した
すると僧正遍昭は素性法師と親子関係なっていたのに驚いた
そう言えば親子で百人一首に登場するのは紫式部と大弐三位
和泉式部と小式部内侍
その他にも色々ありそうな感じ

和歌は読んでもすぐに意味がわかる訳ではないが
現代文にしてしまうとなんとなく風情がなくなってしまう
瀬戸内寂聴さんが源氏物語を、まずは漫画から次に現代語訳を
そして原文を読めるようになるのが一番良いと言っていたのが
わかる気がする

今は少し短歌ブームらしい(?)
気分的にはそれも納得できるような気もする
(余裕のない世界の反動として)

それにしてもこの時代の背景とか権力闘争は全く無知なので
もう少し関連本を読んでおいたほうが来年の大河ドラマには
参考になるかもしれない

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お隣さん

2023年08月16日 09時37分39秒 | 徒然なるままに

田舎の生活は人間関係が近すぎるために暮らしにくい
と思うひともいるようだ
だが、子供時代からずっと知っているお隣さんとの関係は
「遠くの親戚より近くの他人」の諺のようなニュアンスより
もっと心温まる関係を築いていけている

昨日の出来事は珍しいものではない
お昼時に玄関のチャイムが鳴った
扉を開けるとお隣さんが「天ぷらを揚げたから!」
と言ってナス、さつまいも、ししとうの揚げたてを持ってきてくれた

お盆のこの時期には「松明ある?」
と言って持ってきてくれたり
良いシャシャキが手に入ったからどうぞ!
といったことは万度だ

姉より少し上のお隣さん(数年前未亡人となった)
その子どもたちは小さい時から知っている
動物が好きでうさぎに餌を与えていた一番下の優しい娘さんが
女の子ばかり生まれるその家庭を継いでいるが
その彼女の子どもとも時々話をしたりしていたし
成人式の振袖姿を見せに来てくれたりする

つまりはまるで家族のような関係に近い

いつもしてもらってばかりなので心苦しいので
時にこちらからも機会を見つけてお返しをする
すると、すぐにそのお返しが、、、

庭の水やりも同時刻に行うことがあると
ちょっとした話をしたり
昨日は、お墓の松明を焚くタイミングを相談したり
情報を交換し合ったり
大した会話ではないが、心温まる交流ができている

お隣さんが良い人たちで良かった
これが実感だ

昨日はまた玄関のチャイムがなった
今度はいちじくを持ってきてくれた
「雨に濡れちゃったから、早めに食べないと、、、」

ホント、貰いっぱなしで、ちょいと気がひけてしまう



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台風7号の東側に位置するが、、、

2023年08月15日 09時11分25秒 | 徒然なるままに

台風7号の進行方向の右側(東側)に位置する新城市
我が家は以前、カーポートと家の屋根をやられてしまった
経験があるので、ちょいと面倒だな、、と思っていた

交通機関は飯田線は豊橋から天竜峡までは運休
新東名高速道路も新城インターから豊田東まで通行止めになっている

つまりは、用心に越したことはない状態なのだが
昨晩から今朝にかけて、そして今のところ(9時現在)大した風や雨ではない

このままであってほしいと思う
停電などになったら最悪だ
一応充電できるものはしておいたが
蒸し暑さはそれらの小さな機器でカバーできない

幸い台風のゴーゴーとなる風の音はない
昔、祖母が台風のことを「大風(おおかぜ)」と口にしていたのを思い出した
なんだかとぼけた感じであまり怖さを感じない
そう言えば、積乱雲も祖母は「入道雲」と言っていた
どうもこちらの方が風情がある

そんなことを書いていたら、雨が急に強くなってきた
どうやら今日は一日、大人しくしてるしか手はなさそう
この天気では送り火ができるかどうかも怪しい

それにしても、自然は怖い
地震も台風も火山の噴火も、、、
でも、本当に怖いのは人間かも
(今日は終戦記念日、ふとそう思ったりする)

※20分もしないうちに状況は大きく変化してきた
 雨風とも台風らしくなっている
 困ったものだ



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父の嫌いな食べ物

2023年08月14日 09時03分02秒 | 徒然なるままに

父の嫌いな食べ物はカボチャだった
好きなものは覚えていないが、嫌いなものはその理由のせいで
はっきり覚えている

父がカボチャが嫌いなのは戦時中に嫌というほど食べさせらたからだ
田舎の新城でも食べるものが潤沢にあったとは言えなかったらしい
父は毎日毎日カボチャを食べさせられた
食べるものが無いよりは良かったかもしれないが
流石に毎日はしんどかったらしい

息子の自分はカボチャは嫌いではない
なんで、これが嫌いなのか、、と思うほどだが
父が嫌いになる理由はわかる

戦争は一時的な高揚感で決める類のものではない
(最近威勢のよい言葉を耳にする)
核の抑止力は幻想だ
現実はロシアが核を使うかもしれないという不安で
ロシアの力による進撃を止められないでいる

母はウクライナの惨状を映すニュースを見て
いやだなあ!といつも口にする
母は豊川海軍工廠の爆撃を実体験している
逃げるのに必死で人を踏んづけた記憶は脳裏から離れないようだ

せめてお盆くらいは平和な気分でいたいものだ

昨日、迎え火を焚いて祖父母と父とおばさんが帰ってきた
去年とは少し違った風景になっている我が家
でもできるだけお棕櫚様には快適に過ごしてもらいたい

昨日の花火大会は予定通り開催された
我が家からも少し見えるので、時々窓際によって眺めた
こういうときのスマホは便利だ
動画モードで撮れば花火撮影の失敗はない

早速ラインで姉妹に動画を送った

ところで、お棕櫚様は花火が見えただろうか


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暑い!(今日の花火大会は大丈夫かな)

2023年08月13日 10時54分00秒 | 徒然なるままに

暑い!
今日は今までで一番暑くなりそうな雰囲気
先程、Aコープに買い物に出かけたが、太陽は情け容赦ない
駐車場は空きがなく、遠いところに駐車する羽目になった

店内はお盆用の買い物客でいっぱい
レジには多くの人が並んでいる
こういうときは現金ではなくてキャッシュレスの支払いが良い
だが年配が多いこの地区、どうしても現金払いが多い
キャッシュレスの方法をお年寄りに教える機会を設けたらどうなんだろう

Aコープで良いのは、パッケージの食品の量が多くないということ
つまり1人とか2人の家庭が多いこの地区を反映して
全体が小ぶりの量になっている

反対に千郷地区のスーパーのバローは食品の量が多い
お刺し身も肉もパッケージはAコープに比べて圧倒的に大きい
この地区は家族構成も子どもを始めとして多いのだろう

それにしても、暑い
昨日はエアコンを止めて一時間後に床についた
蒸し暑くて眠れないかもしれない、、、と思ったが
窓からの風のお陰で思いの外眠れた
南にある庭のお陰で空気が一旦冷えているのだろうか
緑の力は馬鹿にならないのかも

電気代を心配する日が続くが、先月の電気代は対昨年比で96%
驚いたことに昨年以下だった

いろんなことがランダムに起きている世の中
でも今日は、暑さと台風と交通渋滞の話がメインだろうな

ところで、ニュースあった麻生さんの台湾での余計な一言は
「何を言うかは知性、何を言わないかは品性」
という言葉を思い出す

台風の接近が報じられているが、新城は夜には桜淵で納涼花火大会が計画されている
天気予報はギリギリセーフか、引っかかるか、、難しいところ
こういうときの当事者は大変だ

ということで、話はあっちに行ったりこっちに行ったり、、
暑さのせいだけではなさそうなのが不安だが、、、


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なでしこスウェーデン戦について(負けた時は問題点が見つかる)

2023年08月12日 08時40分11秒 | サッカー

女子ワールドカップ準々決勝日本対スウェーデン戦は
結果的にはFIFAランキング通りで強いほうが勝った
(スウェーデン2−1日本)

日本は前半は全く良いところがなかった
球際で負けていたし戦術的にも懸念した左サイドを使われて
高さでやられていはいなかったが
勢いだけでクリアできない厳しい現実があった

この試合の日本の問題点は一時期の男子の問題と同じだった
それはフィジカルの問題で
身長だけでなく体重も大きな差がある相手と戦うことに慣れていない気がした
選手の何人かはヨーロッパで戦っているのでフィジカルの違いは実感しているだろうが
昨日は当たりの強さ(日本の感覚ではファールと見えるもの)でも
またボールキープでも差があった

確かに体格差を生かしたプレーはボール奪取を難しくしたが
問題はボールを取ろうとする気概があったかどうか、、という点で
それがないと何人かかけて囲んでもボール奪取は上手くいかない

最近の守りは、かわされるのでむやみに足を出さないから
タイミングを見計らってできるだけボールを取るように変化している
ボール奪取に夢中になるとかわされときに後手を踏んでしまうが
ボール奪取に充分な練習・訓練をして、その気で向かえば思いの外うまくいく
それは名古屋グランパスの一昨年の守備がそうで、フィジカルだけの問題ではなさそうだ

そしてスウェーデンの守りも良かった
縦を切って進ませないようにして、日本が回している時はボールを奪う気持ちで
スピードに乗ってトライしていた

前半は上手くいかなかったので、後半は監督がどのような指示をするのか
気になったが、左サイドを遠藤に変えたのは、
ちょいと彼女を気に入ってるのでいい判断と思えた

解説はバラエティでアホな役をしている丸山桂里奈だったが
意外にも的確な指摘をしていたと思う
フィジカルに差がある相手と向かうときは
アジリティに富んだすばしっこいドリブルの仕掛けをもっと使うべき
というのは、その通りだとおもった

日本の男子も世界の強い相手と対戦すると押し込まれて
なかなか前にボールを運べないが、最近は三笘、伊東、久保が
1人でも前に運べる力がついている
しかし、この三人が出てくるまで何年かかっただろうか
女子の世界でもそういう選手が出てくることを期待したい


キープレイヤーの長谷川は上手い選手で気が利いたパスを供給していたが
点を取らないと怖くないという現実が見えた気がする
いい意味で彼女は点にこだわったほうが良いと思う

男子のときもそうだが、負けたときに問題点は多く見つかる
結局は強くなるには long long way to go   だな

※ところで、日本が得たPKのシーン あれはあPKじゃなかった気がする
  ゴールバーに当てて入らなかったが、むしろそのほうが、後味悪くなくて良かった

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今日は山の日(登山の思い出)

2023年08月11日 09時58分41秒 | 徒然なるままに

少し前までは4時30分台だった日の出は、今は5時台になっている
今朝は冷気が涼しくて、途中で窓を閉め、少しタオルケットを被った
ただ毎日記録している気温と湿度はここ数日変わらない
それでも少しづつ秋になっているのを実感する

今日は山の日
お盆に登山することが多かったが(その時しか機会がなかった)
蝶ヶ岳から常念岳に縦走するとき赤とんぼが飛んでいたのを思いだす
山の秋は早足だ

富士山に登る人のムチャぶりが報道されている
半袖半ズボン、草履で挑戦する人もいるが
とんでもないことだ

半袖でいると日焼けし火照って疲れが取れないし
素材が綿だと汗がひかず、高い場所では気温が低いので
水を含んだ分寒くなる
半ズボンは何かにぶつけて怪我をしそうだ
靴はガッチリしたものの方がいい
登山に疲れて知らず知らず足が上がらなくなって
つま先を石にぶつけたりする
やはり道具は道具で、専門の道具はそれなりの機能があって
使うべき理由がある

登山用具は仕舞ったままだ
いつか使うかもしれない、、と捨てずにいる

登山のきっかけは上高地で穂高岳を見たことだ
誰もが感動するあの姿を見て、不意にあの山に登ろうと思いついた
そして翌年には登山用品を購入して、山の本を読み漁って
上高地から涸沢、北穂から穂高小屋まで歩いた

この登山には苦い思い出がある
上高地から横尾、横尾から本谷橋までは問題なく歩いていたが
橋を渡ったときからの登山にはすごく苦労した
その時は一定のスピードでゆっくり登っていけば良いという
大事なことが頭に入っておらず、早く歩いて人を追い抜いたり
疲れて休んでいるときに追い抜いた人に追い抜かれたりを繰り返した

そして涸沢ヒュッテに着く頃は、10メートル歩くにも死ぬ思いだった
あんなに苦しい経験は初めてだった
だが登山は一定のペースでゆっくり登るものだ!
と、やま屋の歩きっぷりを見て心に刻んだ

歩き方の方法を覚えたこの年、白馬岳に登った
20日ほど前に登った経験が生きているのか、この登山は楽だった
大雪渓で気分転換ができ、お花畑もきれいだったし、雷鳥もよく見かけた
(この登山のとき日航ジャンボ機の御巣鷹山墜落事件があった)

山は良いなあ、、、
当たり前のようにカメラを持っていくと、撮ることが気になって
山自体を楽しむことができない気がして
ある時から網膜と記憶の中の絵を大事にすることにした

その気になれば行けて、確かに存在する純粋な場所
下山の時は思い切って一歩を踏み出さないと
いつまでも後ろ髪を引かれる思いで山から離れられないのだった




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