強いもの(豊昇龍)が優勝した大相撲
勢いだけでなく本当に強いものが勝つというのは良いものだ
(金峰山の千秋楽以外の負け方は優勝の資格はないと思われるものだった)
大相撲の番付は将棋のそれと似て実力に応じていて
本当に身についた力がないと上には行けない
ところで大相撲の解説者は、声で誰かわかるのと同様に
話す内容で分かることがある
元旭富士、白鳳はその指摘とか解説の細かいことで群を抜いている
特に最近はいろんな事情で解説者として登場しない白鵬は
力士の技術的な指摘が本当に細かった
立会の足の位置とか動きの中の腕の使いかたとか
彼は現役時代にこんなことを考えながら取り組んでいたのか!
と驚きを覚えるほどだった
そして彼の一番の武器(強み)は頭の良さに違いない!
と思うのだった
照ノ富士の親方、元旭富士も技術に関する指摘が細かい
あの部屋の力士がそれなりの成績を残しているものわかるような気がする
話は飛んで、イチローがアメリカ大リーグの殿堂入りの満票に一つ足りなかった
ことに関して、「満票でなかった(不完全な)ことは良かった」とする発言と
多少の悔しさにユーモアを交えた、投票しなかった人とお酒を飲みましょう
という提案は彼の知性を感じさせるものだった
大谷さんもその人間性を始めとして、話すこと一つ一つが味わいのあるものが多い
それは知性を感じるものだ
つまりは結論としてアスリートも上位になるには「頭の良さ」とか
思いを言語化する能力がないとだめなんだろうな!と思えてならない
大相撲なら、形を持たなければだめだとか、ひいてはだめだ
で終わる指摘に飽きたらないモノを見つけ出して言語化する能力
野球なら自己の状態(いろんな意味で)を客観視する能力
必要なことを洞察し、それを人にわかるように話す力(憧れるのはやめましょう)
そうしたことは、きっと自分との日々の対話で育まれていくのだろう
どの分野も上にいる人は、それなりの考えとか表現力を持っている
それらは充実した自分との対話の中から生まれてくる
と想像するので、庶民においても自分との対話は大事にしないと駄目だな(きっと)
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