北大路機関

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XC-2第二回飛行試験を実施(2010年2月10日0930) 飛行試験は順調!

2010-02-10 23:03:27 | 先端軍事テクノロジー

◆XC-2は離陸後脚部を収容、T-4が随伴

 岐阜基地からのXC-2離陸の画像が入手出来たので、掲載したい。XC-2は二度目の飛行試験に成功である。

Img_6518  離陸し順調に飛行を続ける航空自衛隊次期輸送機XC-2.前回のXC-2初飛行を報じた際には、勢い余って2010年1月26日初飛行、と記載するべきところを2009年1月26日、と記載してしまったが、今回改めて2010年2月10日に第二回の飛行試験を無事終了、と一報をお届けしたい。

Img_6526  今回の飛行試験では、離陸後、脚を収容し飛行した。初飛行に際しては、脚部収容した際の可動部分におけるトラブルを避けるために、離陸後、一時間にわたる飛行では脚部を出したまま飛行を果たしたが、今回は離陸後に脚部を収容、通常飛行と同じ状態にて飛行試験を行った。

Img_6539  飛行試験は、T-4練習機が随伴機として実施された。初飛行は、機長に川崎重工飛行課の長谷部聡氏、副操縦士に石田進氏があたったと発表されているが、このまま飛行試験が順調に進めば川崎重工から防衛省に納入され、航空自衛隊の飛行開発実験団により飛行試験から運用試験へと移行することとなる。

Img_6541  12㌧を搭載し航続距離8900km、最大搭載量とされる37㌧を搭載した場合でも5600km、巡航速度マッハ0.8というこの新型機は、C-1輸送機の後継として配備が進めば航空自衛隊の空輸能力は飛躍的に上昇し、緊急展開のほか、国際貢献任務へも活躍が期待される輸送機だ。

HARUNA

(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

コメント (8)
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