イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

日本人にとっての天国!

2010-02-10 | 第四章「愛とゆるし」

 私が高校3年生の時、日本史の授業があった。熱心なK先生のお話は大変面白く、また発表授業で楽しく日本史の勉強したことを覚えている。

 その中で、平等院鳳凰堂のお話があり、藤原某が亡くなる時に、阿弥陀如来から引いた紐を握りしめて臨終を迎えたという話をしてくれた。

 2月6日に雪の関ヶ原を越え、やっと辿り着いた宇治の平等院。昔来た時と異なり、立派な展示場(鳳翔館)もあったりし以前と随分変わっていた。小雪が時折ちらつく中、ご朱印をいただき、そして、鳳凰堂に並んで橋を渡り、参らせていただく(以前は非公開)。

 阿弥陀如来像は予想以上に巨大でその美しさにひたすら感動。鳳翔館で、CGでの再現映像展示などもあり、幸福感をますます感じさせていただく(雪の暗い道を通っただけに有難かった)。見事な来迎図があり、その中で、高校の時のK先生のお話を思い出したりした。

 当時の日本の最高権力者であった、藤原家の人々のすがった天国(極楽)のイメージ。阿弥陀如来の優しいお姿。日本人も、素晴らしい天国のイメージを持っているのだと、つくづく思った(新年にテレビで見た、イスラム寺院の天国やミケランジェロの壁画などより自分にはぴったり)。

 イザナミ・イザナギの神話も冥界は穢れの世界。そういう影の世界を何処かに記憶しつつ、こうした阿弥陀如来の光の世界を信じる当時の貴族はどうだったのか?興味がどんどん湧いてきた。

 CGはNHKで放映されたそうであるが、インターネットで写真も見られる。

 お土産で、雲中供養菩薩のトランプが販売されていたが、買おうとして、妻にまたカルタ(等価カード、啄木かるたと最近続けて買っている)かと揶揄され、買わなかったのが今となっては悔やまれる。

 翌日は飛鳥方面に向かったが、ここでも別の素晴らしい死後の世界があった。

(感謝の領域<日本の歴史>23/60)

 人気blogランキングへ <- 1クリックで燃えます!感謝しています!!!

(雪の名神)