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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

急に自己表現が上手になるのは何故?(時間と空間の旅② 2/10)

2014-02-09 | 第一章「意識と知覚」

 昨日は、大雪のためいつも東京タワーの近くで開催される某団体の例会に参加できず残念であった。この団体は、私が21歳の時に出会った等価変換創造理論を研究している。そして、この勉強は良い意味で私の人生に大きな影響を与えてくれた。

 影響の最たるものは、22、23歳のころで自分の学科専攻や卒論、就職や今の生き甲斐の心理学の教育活動にまでつらなっているようだ。自分の歴史の中に育まれてきた、大きな流れ(傾向や渇望の方向)が形を表してきているようにも見える。もちろん、これは親しい周りの人が押し付けたものでも、あるいは現世的に大きな利点があるわけでもない(残念ながら)。

 さて、今、21歳のころを振り返ると、一部の親しい人は別にして今と比べると大切な場面で自己表現するのが下手だったようだ。当時は学生運動や自治活動が盛んだったが、そういう場所で口を閉ざしたり(想いはいろいろあっても)、素敵な女性を前にしての自己表現も。これは鬱屈しているところが大きかった(青年は誰でも、そういうところがあるが)。エリクソンの感情でいうと、恥辱・疑惑、罪悪感、劣等感、混乱感が渦を巻き思わず言葉を飲み込んでしまうのだ。こういう現象が存在することを、U先生から学んだがまさしく理論どうりだった。

 そんな中で、たまたま教えていただいたI先生の本は衝撃的であった。確実に自分のエリクソンの自発性、勤勉性、アイデンティティ((自分は何のために生まれて来たかが分かってくる)を刺激し、明るい幸福曲線を垣間見させてくれた。その影響だけではなく、様々な影響ももちろんあると思うが、自分のアイデンティティが少しずつ構築されていく。今でも覚えているが、研究室を選ぶとき、何人かの初対面の先生に自分のやりたいことを無謀にも相談に行ったことがあった。そして、それゆえに自分のテーマに近い研究室に入ることができたことも。

 ただ、もっと深部の宗教や哲学に関するアイデンティティの統合はもっと後になる。そして、思うのだがアイデンティティの統合は自己表現を上手にするのだと。

時間と空間の旅 ② 2/10      

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