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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

不安感を楽しむ!(時間と空間の旅 ③ 8/10)

2014-02-25 | 第一章「意識と知覚」

 人間に備わる良くできた心の仕組みをずっと考えていると、こうした人間を創ったサムシング・グレートのことを思わず考えてしまう。このところ思索してきた心を安定させる防衛機制も実に神秘的である。

 そして、今日は防衛機制の前提になる不安感の存在を朝から考えている。

 7世紀後半の壬申の乱の戦後、天武天皇の時代のことである。当時・皇親政治下の皇族の不安を思索すると。今の自分が幸せな時代にいることを痛感してしまう。周りの肉親や妻や子供すら、権力闘争の暗い影と複雑怪奇な血縁の中で、また外憂内患の中でこころの底から不安感をぬぐえない時代なのだ。

 それゆえに、様々な防衛機制がはたらき、日本の文化を健全な方向に育てたのかもしれない。怨霊文化、日本の宗教の深化も関係が無いはずはないだろう。不安感が日本を育てたと言っても良いかもしれない。

 さて、生き甲斐の心理学で学んだことを思い出す。人間にとって不安感と平安感は、どちらが本質的か?という質問をされたことを思い出す。答えは、不安感であった。自分の生活を考えても、確かにそうである。そんな拭えきれない不安感と付き合うために、例えば防衛機制を上手につかう知恵がいきてくる。

 さらに、①自分は何のためにいきているか?②生き甲斐は何か?③自分の魂、心、身体を大切にしているか?というアイデンティティの自問自答をする中で、神仏の慈愛に気付くと、不安そのものも、その背景に自分への愛が隠れているのではと思うようになり、不安感に楽しむ余地がでてきたり。まあ、テーマパークでお化け屋敷を楽しんだりするのに似ている。

時間と空間の旅 ③ 8/10

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