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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

意志力を育む・・初めから背水の陣!(時間と空間の旅 ② 4/10)

2014-02-11 | 第一章「意識と知覚」

 昨日は確定申告の準備でネットと取り組んだが、税務署のホームページ・サービスが沢山のブラウザを選択可能にしたためか?昨年簡単にできたPC上での操作がうまく出来ず、結局初志貫徹をあきらめ確定申告の会場に出向くことに。

 そんな中で、ストレスを随分感じたが、気晴らしに娘が持っていた「スタンフォードの自分を変える教室」(大和書房)をななめよみさせていただいた。ストレスが意志力を弱めるとか(今回の確定申告作業では意志力だけでなく、アイデンティティや勤勉性なども弱まった?)、ドーパミンは「幸福感」をもたらさない(確定申告でドーパミンは湧いた?)とか興味ある記事もあった。自分の意志力について考える良いきっかけになった。

 さて、私は自分の意思力は弱いと思っている。これはU先生から「生き甲斐の心理学」を学ぶようになってから、さらに意識化されてきた。これは、自分の防衛機制を学ぶことで深まるが、時々U先生が話される「背水の陣」が格別に頭に浮かぶようになってきた。

 あなたにとって、「背水の陣」は人生にどういう影響を与えたか?この自問自答は、意外に身近で有益な問いかけであると思う。

 こう問われると、私も「背水の陣」で成功したことを思い出す。禁煙も医師から辞めよと宣告され、将来のことを想うと違ってきた(30歳台)。初めての海外出張が一人でレンタカーを借りて二週間くらい仕事をしたが、それも小さな背水の陣だった。人生の危機や転機で背水の陣が随分私を救い、自分を変化させてくれたと思う。

 そんなこともあり、長期的にこれはと思うことには、初めから「背水の陣」をひくことにしている。そして、最近はそれを楽しむようになってきた。荒井先生に幸運にも出会い太極拳・気功を始めたのも、サークルを自分で設立してやめられないようにしてから始めた。私は特に運動・スポーツは長続きしないことも。

 私は弱い。こころの防衛機制(抑圧、抑制、昇華、合理化、感情転移、置き換え、知性化、退行、同一化、摂取、投影、反動形成、補償)で簡単に初志貫徹できなくなる。勿論、防衛機制は心を安定させる有益な側面もあるが、ドーパミンは「幸福感」をもたらさないのように近視眼的な反応で後悔することも多い。

 自分のことはともかく、初めから「背水の陣」を考えると、1300年前の持統天皇の軌跡などは、正にそうかなとも思えてくる。敢えて父(天智天皇)方の大津京を去り吉野に夫の天武天皇と向かった命をはっての壬申の乱の初動の日。丁度今日のような寒い日だったかもしれない。

 天武天皇の萬葉集の次の歌を思い出してしまう。

 みよしのの 耳我(みみが)の峯に 時なくぞ 雪はふりける 間(ま)なくぞ 雨はふりける その雪の 時なきがごと その雨の 間なきがごと 隈(くま)もおちず 思ひつつぞ來る その山道を

時間と空間の旅 ②4/10

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