ミュゼ ボンヴィヴァンのサイト:津市の三重県立美術館内にあるレストラン ミュゼ ボンヴィヴァン
上のサイトには記載がなかったのですが、『ユーモアのすすめ 福田繁雄 大回顧展』に合わせて
「福田繁雄 大回顧展 特別ランチ」(2,400円)が用意されていたので、それを注文。
企画展ごとの特別ランチがワタシのもうひとつの楽しみ。
ちなみに今日の天気は強い雨が降ったりやんだり。
ワタシが美術館に着いたときが一番振っていました(笑)。
さて、料理。まずは
1974「水鳥とうさぎ」
~四角いとうもろこしのテリーヌ~
鴨とクロッカンな野菜 ジャガイモのクリーム
元ネタの作品を見ることができなかったので(展示されていなかった?)、
作品との関連を楽しむことができず残念。
鴨肉の下にすりつぶして四角く固めたとうもろこしが隠れています。
「クロッカン」とは「カリカリ」という意味のようですが、
歯ごたえあるサヤエンドウがこれまた鴨肉の下に隠れています。
ジャガイモのクリームはヴィシソワーズのようなもので、
緑色はオリーブオイル。塩気が効いていて美味でした。
続いて
1968「VICTORY」
~イカ墨の黒いカネロニ~
イカ、海老、豚肉、野菜の詰め物
軽いカレー風味のカプチーノソース
こちらは元ネタと比べるとナルホドという見立て。
カネロニとは直径2~4cmくらい、長さ10cmくらいの大型の筒状のパスタ。
イカ墨が練り込んであり、大砲を模しています。
その中にはイカ、海老、豚肉、野菜のミンチをレタスで巻いた詰め物が
はいっています。大砲の先には砲弾を模した詰め物入りのズッキーニ。
ポスターの黄色い地色はカレー風味のカプチーノソースというわけですな。
お皿の右には温野菜を数種類。
1982「福田繁雄のポスター展」をモチーフにして
~アマレットのムース “ANNIN” ~
メロンのスープと地球に見立てた塩味のシュー
アマレットとはアーモンドの香りをもつイタリア産のリキュールだそうで、
そのムースがグラスの底に。その上にはメロンのスープ。
さらにブルーベリー、クルミ、葡萄などがトッピング。
地球をイメージしたピスタチオのクラッカーが添えられています。
元ネタは地球の色がスイカのような緑色だったので、
ちょっとイメージしづらいところはありました。
ただ、アマレットのムースは甘さ控えめで、トッピングの食感も楽しく、
非常に美味な一品でした。