IKEDA HIROYAのとりあえずブログ

日々の食事や美術展巡り、スポーツ観戦記などもつれづれなるままに書いています。

2019.08.02国立西洋美術館『松方コレクション展』

2019年08月02日 16時16分17秒 | イベント・アートなど



東京滞在でヒマなのも今日まで。
11時半までホテルでボケボケして、暑いさなかに出かけたのは
国立西洋美術館。『松方コレクション展』を観るためです。

国立西洋美術館:国立西洋美術館開館60周年記念 松方コレクション展



そもそも国立西洋美術館は松方幸次郎が集めた西洋絵画のコレクションを
収蔵・展示するために造られた美術館。
個別の絵を観たいというより、国立西洋美術館を設立するに至った
コレクションがどんなものかということに興味を持ちました。

ちなみに松方幸次郎は松方正義(明治期の日本において
内閣総理大臣を2度務めるとともに大蔵卿、大蔵大臣を
長期間務めて日本銀行を設立したり、金本位制を確立するなど、
財政通として財政面で業績を残した。Wikipedia)の息子で
川崎造船所(現・川崎重工)の社長で、第一次大戦時に
造船で巨万の富を得て、そのカネで西洋絵画を買いまくったそうです。

その数は3,000点にものぼるのですが、昭和金融恐慌により
造船所は経営破綻。コレクションの一部は売却されました。

さらにイギリスの倉庫にあった約1,000点の絵画は
倉庫の火事で焼失。また、フランスにあった絵画は
第二次大戦時に敵国所有物としてフランス政府に接収。
戦後、国立西洋美術館を設立することを条件に
「寄贈返還」(フランスは「寄贈」という表現にこだわった)。
しかし、特別価値のある作品は返還されなかったとのこと。



さて、前置きが長くなりましたが、コレクションは
モネ、ルノワール、ゴッホ、ピカソ、ゴーガン、セザンヌ、ロダンなど、
西洋近代美術のビッグネームがたくさん。

ワタシ的に気に入ったのは・・・
・チャールズ・ネイピアー・ヘミー『水雷艇夜戦の図』
・エドヴァルド・ムンク『女』
・ルノワール『アルジェリア風のパリの女たち(ハーレム)』
あたりです。




なかなか満足の展覧会でした。



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