田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

雨にうたれる アジサイの秋変華

2009年10月02日 | 日記
10月2日(金)雨  降っては止むを繰り返し 一日中雨がつづいた

9月は雨が少なく後半になってから秋雨前線が張り出してきたために雨が続く。
庭の草も秋風と共に元気がなくなっていたが、雨の湿り気を受けて生き返った姿を見せてる。
北向きのガラス窓から見えていたアジサイも色気が失われドライフラワーにもならないと思っていた。
しかし、このところの雨でアジサイの秋の風情が蘇えってきた。
梅雨時の新鮮さとは異なるが秋の色の変化は其れなりに時を重ねた美しさを感じる。


咲き始めは白の花を見せてアジサイは赤紫になり、青の花は青紫に変化している。
しかし、ピンクの艶やかな色を見せていた花は既に茶色の枯れた色に変化し見るには忍びない。
この秋の変化も寒さを感じる頃になると花弁も薄くなり茶色に変化してくる。


昼過ぎに雨が小ぶりになったので、キチジョウソウの花を見に行った。
9月の下旬には僅かに花を一つだけ開いていたが・・・・・
この雨で茎が伸びて花芽と花めの間に空間ができている。
花は相変わらず一番下のものが開いたままになっていた。
この花「吉祥草」と云う名の由来はどのようになっているのだろうか?


この雨で一層艶やかさを見せているのは玉ねぎ畑にあるホーキクサだろう。
春先の明るい緑、秋のピンクに近い深紅・・・
彼らはやがて箒となって塵や埃を掃き集める役を担っていることを知っていての艶やかさだろうか。
春先には幼さを見せる“みどり”から一世一代の艶やかさを見せる秋は人に例えるならどのような世代なのだろうか?


3時に役場へでかけるときに雲間から太陽がボンヤリ顔をだした。
強い光ではないが玄関わきのツワブキにスポットライトのように照らしていた。
10年も前の話しになるが・・・・・
福井県三国の海辺に沢山のツワブキが咲き重たい雲の間から光線が斜めに当たっていたのを思いだした。


スーパーの薬局で薬を買い、役場に向かった。
ここでは太陽は既に隠れ再び音を立てて雨が降り始めている
簡単な打ち合わせを済ませて家に戻った。
夕方には気温が下がり寒く感じるほどになってきた。
コメント (4)
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