田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

南の強い風 雪を溶かし 春を一歩前へ

2010年03月13日 | 日記
3月13日(土) 陽は出ない 夜半から強い風  曇り  昼から雨

朝方から猛烈な風がうなり声を上げ、南東の角が振動してるように感じた。
風が吹き鳴らすビュービュー云う声で寒さを感じたが、同時に屋根からおちる滴が見えた。
太陽が出る時間には未だ間があるのに屋根の雪が溶けている・・・・
南から風・・・夕べの天気予報で北に低気圧が集まるので南からの風が吹き込むと報じていたのを思い出した。


昼前に少しだけ風が収まったので雪が溶けた庭を見にでた。
オオイヌノフグリが鮮明な碧を輝かせて開いていた。
カメラに納めた画像を見ると良く言えば「ソフトフォーカス」見た目はボンヤリ・ピンボケだろう。
これは俺の目のピントが合ってないために・・・・こんな言い訳も新調した眼鏡が届くまでの言い訳だ。
3ヶ月近く物の見方を目のせいにしてきたので、言い訳も口癖になっているのだろう。


昼飯のあとにMが庭に黒い焦げた物が落ちていると云って掌の上に乗せて持ってきた。
彼女は近くで山火事でもあったのだろうか?と云う。
よ~く観ると表面がザラザラして石炭殻?のようで俺の手に乗せると軽い・・・
黒光りするところからストーブの煙突に着いたタールが焦げたものと云うことが判った。


夜中から吹いていた突風で煙突に付着していたものが剥がれて落ちて来たのだろう。
これが高温になって煙突の突端で赤く燃えているのが落ちてくれば火事になるのは必至のことだ。
10m以上高さがある煙突だから、燃えているときには火の粉が飛ぶようなことはないだろうが・・・・
煙突掃除も昨年の2月にやっているが充分に用心に越したことはない。


外は風も収まったので再び外へ出て畑の方に向かった。
畑では沢山の種を抱えて小鳥たちを迎えていたヒマワリが倒れていた。
近くに寄って見ると種は全て小鳥の腹の中に収まったようだ。
彼はきちんと外側の皮をむいて中身だけ食べている。
役目を終えたヒマワリは横になりやがては土に帰ることだろう。


強い南風で運ばれた春・・・
しかし、雪が溶けても・・カレンダーが4月の半分を見せても
梅のつぼみはまだまだ堅くしっかりと閉じていた。


待ち遠しかったと云わんばかりに雪に押さえつけられていた蕗の薹が顔を見せた。
雪が溶け湿り気を充分すぎるほどもった土に新鮮な明るい春色の緑
この明るい太陽の光を含んで花の蕾が顔を出した。
苦みがある春の香りを楽しませてくれる。
あまりにも鮮やかな色に、一つだけつまんで持ち帰ることはできなかった。
あと二三日もすれば沢山顔を出すまで待つことにしよう。
コメント (2)
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